城山[八王子城跡](460m) 三角点なし 八王子市
令和6年(2024)6月7日 晴れ
6年前(2018)に一度来ている。(その時の記事)前回同様、城跡までのバスは休日運行のみで、霊園前・八王子城跡入口バス停から西へ16分くらい歩く。アシダ曲輪はガイドなしでは入れない。頼んで見学しようかと思いながら、先ずは山頂部へ向かう。
  
直ぐに新道、旧道の分岐になるが、今回は旧道を歩く。右下に沢の眺め、左上部は金子曲輪などを通る新道の尾根が続く。尾根が近づけば尾根斜面に石垣が見え出す。この辺りは旧道から見えるように整備したらしい。
  
前方に高丸に続く尾根が見え出せば、搦め手の丁字路になり、右下に下れば松竹(陣馬街道)へ。左に上がれば柵門跡で新道と合流する。やや登って高丸とある小さな曲輪で、先は尾根に幾段かの削平地が見られる。
  
左の尾根から斜面を巻いて行けば、恐らく一番の展望が得られる。右上は小宮曲輪ではないか。先で開けた平坦地で東屋があり、奥の一段高い場所に八王子神社が建っている。東屋裏から草が生い茂る道を登れば小宮曲輪へ出る。入口は如何にも虎口風だが、後世の道かも知れない。曲輪内は狛犬はあるが奥に社殿はない。
  
西奥に小さな祠があるが。曲輪の西から本丸へ。草が多く形状が分からない。八王子神社裏を過ぎ少し登れば本丸に出る。帯曲輪も下に確認出来る。
  
  
本丸から中曲輪へ、神社の囲いが新しくなっている。松木曲輪からは高尾山、手前に太鼓曲輪尾根が眺められる。
  
松木曲輪下にトイレがあり、散策路は前に付けられている。富士見台方面に少し行けば井戸跡の坎水(カンスイ)があるが、今回はブルーシートに覆われていた。さらに下れば馬冷やしと言われる堀切がある。散策路は本来の城道ではなく、上に幾つもの無名の曲輪があるらしい。堀切先は尾根歩きになり小さなピークを3つ程越える。
  
詰城に近づくにつれ足下に石が大量に散乱し出す。八王子城HPには詰城南尾根石塁と載っている。詰城は狭く建物は建っていなかったのでは。背後には大堀切が尾根を断ち切っている。
  
大堀切より右手に狭い削平地が見える。先に行かず引き返したが、この先が詰城北尾根石塁と載っている尾根になるのだろう。松木曲輪に戻り昼食休憩をするが、途中で20数人のグループとすれ違い、ここでは10人ほど休憩していた。柵門跡・金子曲輪・馬蹄段曲輪を下る。柵門跡と金子曲輪の間に尾根の斜面に石積みが確認出来るが、意識しなければ見過ごす。
  
鳥居の右手下は、奥に福善寺(大悲閣観音堂)が建つアシダ曲輪だが、前回同様ロープが張られ進入禁止で、ガイドさんの同行を伴う。
アシダ曲輪の部分 |
管理棟横、アシダ曲輪の橋 |
太鼓曲輪から |
  
管理棟から御主殿跡に向かう。定番の曳橋・虎口の石垣を見学し、曲輪内から御主殿の滝へ、滝の上流で落城の際に多くの武士・婦女子自刃、身を投げて、川の水が三日三晩赤く染まったと伝わる。
  
会所跡から冠木門を |
御主殿の滝に行ける |
御主殿の滝 |
  
  
所要時間は参考程度です。
城跡入口バス停 8:50(0.16)9:06 管理棟 9:17(0.20)9:37 柵門跡 9:44(0.08)9:52 高丸 9:52(0.07)9:59
小宮曲輪 10:01(0.25)10:07 本丸 10:25(0.27)10:52 詰城 11:10(0.24)11:34 松木曲輪 12:05(0.24)12:29
管理棟 12:30(0.38 御主殿周辺)13:08 管理棟 13:08(0.30 ガイダンス施設見学)13:48 城跡入口バス停
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