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城山[八王子城跡](460m) 三角点なし 八王子市 平成30年(2018)3月29日 晴れ 高尾駅から城跡までバスはあるが休日のみ運行で、平日は霊園・八王子城跡入口バス停まで行く。1.3キロメートル程歩くと八王子城跡バス停(折り返し)へ着く。途中では満開の桜が目を楽しませる。桜越しに見える城山も良い。
更に200メートル先の八王子城跡管理棟に着く。ガイドボランティアさん風の男性二名が詰めている。左の城山川沿いに進めば旧道経由で、八王子城跡の目玉の御主殿跡に向かうが、太鼓曲輪尾根の帰りに寄ることにした。管理棟の横に橋があり、恐らくアシダ曲輪の入口と思うが、ガイドさんなしでは進入禁止。右の道は新道で、進むと直ぐに橋を渡り鳥居の建つ入口になる。新道は明治時代に八王子神社の参拝を容易にするために通したとのこと。
鳥居を潜って直ぐ左に登る道があり、下にはアシダ曲輪と思える幾段かの平坦地が見える。ここもロープが張られ進入禁止。奥に福善寺(大悲閣観音堂)が建つ。
アシダ曲輪上部には鳥居が建ち、道は傾斜を増してくる。登るに連れ、小さな平坦地と思える場所を幾つか過ぎる。地図に馬蹄段と載っており、金子曲輪の一部に含むらしいが、中央を新道が貫いており、下調べをしないと、気付かずに過ぎてしまいそうだ。左斜面は樹木が少なく、桜が見頃になっている奥に、太鼓曲輪尾根が見える。
一登りで金子曲輪に着く。平坦で明るい場所で、曲輪跡らしい。傍らに陽射しを浴びたスミレが、目の高さ以上には椿が目立つ。
金子曲輪から先で、壁のように斜面が見え、尾根筋はそのまま登るが、左に道(新道)が付いている。斜面を登ると、斜面右奥に不明の石柱があり、登った先に個人の震災慰霊碑らしきものが建っている。
しばらくして柵門跡に着く。旧道もここで合流するらしいが未確認。右に下れば松竹バス停へ、八王子城の搦め手側とある。
白い可憐な花が傍らに咲いている。スミレの一種と思ったが、葉の形などからミヤマカタバミと思われる。ジグザグの登りが始まり高度を上げる途中に、二基の石碑がある。
前方が明るくなれば南北に走る尾根に出る。手前に石積みが見られるが当時のものか不明。高丸と呼ばれる曲輪跡で、北の尾根筋は進入禁止になっている。
高丸から先は尾根筋を外れ、左を巻いて行く。右上が小宮曲輪の見当だが。東側の眺めはやや霞んでいるが、ここまでで一番良い。
回り込むと平坦地へ着く。奥に壁はあるが四方が開いた休憩所が建っている。一段高い所に八王子権現(神社)が祀ってある。神社の右、更に一段高い方が小宮曲輪と思う。
神社裏手から登れば本丸跡に着く。中心部にしては狭い空間で、端に八王子権現(神社)が建っている。地理院地図の標高446mは小宮曲輪と思うが、本丸は450m〜459mで、案内に依っては460m表記が多い。神社の背後一帯は帯曲輪らしき平坦地が確認出来る。
本丸から下の神社を過ぎ松木曲輪へ行くと、先ず目立つのが二基ある大きな石碑だが、八王子神社までは読めたが後が分からず。端に行けば南東を中心に八王子市街が一望できる。山頂部で休憩するには最適な場所だ。
小宮曲輪を見なかったと思い出したが、富士見台に向かってしまい諦める。松木曲輪下のトイレを過ぎ、細い道を行くと井戸跡(坎井)が現れる。未だに水が出るらしく、ポンプが付けられているが試さず通過。急斜面を下る場所に標識があるが、斜面を下らず直進も一部の地図に載っている。下り切りしばらくすると堀切に降り立つ。位置的にこの辺りが[馬冷やし]なのか。堀底の標識には富士見台0.9qとある。
堀底から尾根に出て、緩やかな登りで詰城に着く。狭い平坦地に天守閣跡とあるが、主郭部を守る見張台程度のものではないか。今は展望もなく、標識側に下りれば斜面を歩ける。
斜面は滑りやすく注意しながら堀底に降り立つ。写真では分からないが城内で最大の堀切らしい。前方も左に巻いて尾根に出る。前方の斜面を子供が声を発しながら下ってくると思ったら、猿の群れだった。威嚇の声とは違い、移動中なので仲間に合図しているのか、枝などを揺らしてもいなかった。こちらも鈴を鳴らしたりしながら待つうちに姿を消した。
詰城から富士見台まで登り続ける。30分を過ぎる頃に、やや勾配がきつくなる。登りきれば尾根上で、堂所山方面との分岐になる。三角点表記のある547.6m峰(杉沢ノ頭)が見える。出会った御夫婦は陣馬山と言いながら向かった。
富士見台は広く明るいピークで、ベンチも設けられ休憩に良い。標高は等高線では550m〜559m、標識は556mとある。今日は霞んで富士山は見られず。この時期明るい山頂部で良く目にするヒオドシチョウが一匹いた。
下りは急斜面で、ロープが張られている。富士見台から16分で熊笹山と標識の掛かる場所を通過。ピークらしくなく、尾根上の通過点に過ぎない。名の通り熊笹山を過ぎると登山道から見える範囲は、笹が茂り先まで続く。
野バラだろうか、白い小さな花を咲かせている。標高差100m程のを下りが続き、急な箇所はロープが張られている。421m地点やや手前に左に下る荒れた道が出てくる。下れば城山林道で管理棟まで行けるが、標識は外されており、推薦出来ない道なのかも知れない。
直ぐに421m地点の分岐に着く。右に下れば[荒井バス停・摺足バス停]へ、太鼓曲輪尾根は直進する。展望は城跡主郭部方向の上だけが見える程度。荒井バス停側から来た人は、随分と遠回りさせられたと話していたが、確かに圏央道トンネル入口を大きく迂回する。
気づかない様なピークはあるが、ほぼ水平な尾根を12分程行くと、410m地点の太鼓曲輪と駒木野バス停方面の分岐になる。太鼓曲輪ノ頭と載っている本もある。太鼓曲輪尾根には左斜面を下る。個人の標識があるので分かるが、入口から不明瞭で不安に駆られる。滑りやすい斜面の薄い踏み跡をたどる。下り切り尾根に乗った辺りから幅もあり歩きやすくなる。一部では右の遠景が見える場所もある。最初の堀切手前になると、左前方に下り堀底に出る。
尾根から右急斜面に進む標識が現れる。尾根を外れて良いものか不安になるが、[城山入口・城跡]と書かれた文字に託す。ロープは張ってあるが滑りやすい斜面を横移動すると三番目の堀切が見え出す。かなり手前から迂回路になっている。
四番目の堀切も手前から急斜面に取り付き堀底に降り立つ。表面に岩が多く、掘るには余計な手間が掛かっていそうだ。各堀切の真上と尾根は一般的に見え、削平した曲輪らしきものと区別できない。
四番目堀切を過ぎしばらく行くと、城跡入口、宮ノ前の分岐に着く。金子曲輪辺りの桜で、大凡の位置は分かるが、個人の標識が無ければ尾根を直進しかねない。直進しても宮ノ前へ下りられそうだから安心は出来る。左へ3分下ると、旧道の沢状に架かる橋脇に出る。沢状と見えるが実際は竪堀だそうだ。右手先に大手門跡、左へ行けば曳橋・御主殿跡へ行く。
旧道は大手道と案内にあり、突き当たりには曳橋が架けられ城山川を渡る。先は石垣で階段状に道が付けられ、折れを多用した虎口になっている。曳橋は本来の位置ではないらしいが、石垣は発掘したもので整備したらしい。ガイドさん付きで見学する人達も見受けられる。
左に折れれば冠木門が復元されている。御主殿跡は広く多くの礎石、庭園跡、溝跡などが整備されている。松木曲輪へ直接登れる[殿の道]と呼ばれる急坂があるが、ここもガイドさんと一緒でないと進入禁止。管理棟まで戻る途中に大手門跡(埋め戻されている)がある。城山川を渡った正面がアシダ曲輪だが、門があり私有地と書いてある。管理棟から往路を戻りバス停に向かう。
城の遺構などを眺めながらの為、所要時間は参考程度です。 八王子城跡入口バス停 9:30(0.20)9:50 城跡管理棟 9:55(0.29)10:24 柵門台跡 10:28(0.20)10:48 本丸 10:52(0.03)10:55 松木曲輪 11:02(0.25)11:27 詰城 11:29(0.34・・6分足止含む)12:03 富士見台 12:26(0.36)13:02 421mピーク 13:07(0.12)13:19 太鼓曲輪分岐 13:19(0.37)13:56 御主殿跡分岐 13:56(0.03)13:59 大手道出合 13:59(0.07)14:06 御主殿跡 14:20(0.08)14:28 管理棟 14:30(0.18)14:48 城跡入口バス停 |
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