山田城跡・山崎城跡 散策 埼玉県比企郡滑川町
令和6年(2024)2月27日 雪/曇 参考地形図 熊谷
1.山田城
郭内の説明板に、伝承だが築城年代は不明、忍の成田氏の被官、小高大和守親子及び贄(にえ)田摂津守等が入り、整えた思えわれる。小田原攻めの際に前田利家により落城したと伝わる、と載る。
国営森林公園の南口に向かう。駐車場ゲート前に民間の駐車場があり、低額(300円)なため手前に駐める。ちなみに奥は700円だった。広い国営森林公園の南口から見て、右斜め前方の小高い丘が城址になる。
  
丘を登ると直ぐに横堀が現れる。正面に丸太階段で郭内へ入るが、本来の虎口なのか不明。台地末端の狭い場所に横堀で囲み、土塁を巡らせただけのようだ。縄張図のように、郭内を土塁・堀で仕切った跡がある。
南西の階段入口と堀 |
入口右手の堀 |
郭内北西側の仕切り |
  
  
郭内への入口は数ヶ所あるが、東に土塁の欠けて先が土橋風な箇所があり、堀外にも土塁らしき高さが見える。一見、二重堀にも思える。郭内の土塁上から見る堀と、北外の堀と郭の法面が見応えがある。
  
郭内の土塁上から北の堀 |
北西の堀 |
散策コースの一風景 |
  
2.山崎城
山田城の北600m程に花木園(梅林)があり、その一帯が山崎城跡になる。
  
主郭となる部分があるが、梅林ではなく森になり、ロープが張られた先は篠竹が密生し、梅林から先は躊躇してしまった。梅林内には土塁・堀が各所に残り、長いものが多い。トイレ前は虎口を思わせる土塁がある。
  
  
  
公園南口・山田城から続く古鎌倉街道が通り、舗装された散策路の脇にあり、東下に堀跡が南に続いている。
  
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