仙元山(298.9m)・青山城跡(267m) 散策 埼玉県比企郡小川町
令和5年(2023)2月22日 晴れ 参考地形図 武蔵小川
国指定史跡である板碑用石材の採掘・加工場所を目指す。集落に入る手前の橋脇に見学用駐車場が設けられている。奥の駐車スペースの存在に確信がなく手前に駐車したが、詰めれば5・6台駐車出来る。
  
数十メートル先に車両通行禁止ゲートがあり、奥の右手に国指定史跡の「下里・青山 板碑制作跡」が現れる。道路脇の斜面からすでに石が表面を覆っている。石は緑泥石片岩。奥に登った場所に、採掘跡だろうか保存されている。林道に出た先に仙元山遊歩道入口があり、杉の斜面を登る。
  
  
振り向けば物見山などの稜線が一瞬見え出す。緩やかになれば青山城跡の分岐になり、仙元山は直進する。更に先では青山地区に下る分岐が現れ、青山城跡入口へと下れる。明るい尾根歩きが続き、仙元山ふれあい公園への巻き道が右に分岐し、やや登った左側からは小川市街地が眺められる。
物見山方面が見える |
城址入口の分岐 |
左、青山地区へ下る分岐 |
  
途中の風景 |
右は見晴らしの丘への巻道 |
開けると小川市街地方向 |
  
緩く登った場所が山頂で一ヶ所だけ木が伐採されおり眺めが良い。北に少し下った場所に休憩所兼展望台があり、前方が開け遠く浅間山も眺められる。ふれあい公園までと少し行ったが、大きく下るため、引き返し青山城跡へ向かう。
  
青山城の分岐点を右斜めに入る。直ぐに右斜めに斜面を登るよになる。左の道は後で分かったが、二の郭下で合流する。城跡を巻いて仙元山へ向かう遊歩道になっている。
  
斜面を登れば三の郭の堀切に出る。堀の側面は岩が露出しており、岩盤を削ったようだ。三の郭は細長く幅はない。本郭境にも堀切があるが、浅くなっている。
  
三の郭南からの景色 |
堀切を三の郭から |
三の郭先に堀と本郭 |
  
  
本郭側から三の郭を見れば、高低差で堀がよく分かる。郭内は杉が林立している。周囲には低いが土塁跡が確認出来る。北に下る虎口があり、出てみると土橋状の道・堀がよく残る。先には小さな郭が存在する程度。
  
  
虎口跡は明瞭ではないが、西寄りの土塁の残りは良い。虎口・虎口下には薄い石が散乱する。虎口に石積みが施されていたのか。右手は竪堀になっている。少し先に土橋があり、木が生い茂り明確ではないが、堀切・竪堀で土橋を形成している。二の郭も幅の狭い細長い小さな郭で、土塁・東下に帯郭が確認出来る。
  
  
二の郭末端は急激に落ち込み、真下、その先と小さな郭が散見できる。城跡入口から来る道が合流し、青山城跡を巻いての遊歩道になっている。
二の郭東下に帯郭 |
二の郭を下れば小郭が |
下った先の合流点 |
  
遊歩道入口 10:35(0.22)10:57 城跡分岐 10:57(0.03)11:00 ふれあい公園分岐 11:00(0.12)11:12山頂 11:25(0.10)11:35 城跡分岐 11:35(0.59)12:34 城跡分岐 12:34(0.17)12:51 遊歩道入口
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