大久保山(112m) 三角点 105.5m 埼玉県本庄市
平成27(2015)年6月10日 晴れ
国土地理院の地形図では、新幹線の本庄早稲田駅裏手の小高い丘が大久保山である。以前は新幹線もなく、林と畑の中に田舎の集落が点在するだけの風景だった。今の駅前は大型スーパー、DIY店、駅の反対側にはDIY店の本社ビル、山一体は早稲田大学本庄校舎の敷地になっている。昔は駅の左手の山をユウショウジヤマ(宥勝寺山)、地図上の大久保山辺りはアザミヤマ(浅見山)と言い、山の東から南を流れる小山川をミナレガワ(見馴?川)と言っていた記憶がある。
早稲田大学関連の敷地は早稲田リサーチパークと案内にある。散策コースは幾つもあるらしいが、駅横の高架下を潜り、DIY本社先の信号を右折する。大学のコミュニティセンター裏手から登る入口がある。左手はコミュニティセンターで歩きやすい道になっている。しかし平らになった辺りで、大学名で危険なため進入禁止の立て札があるが、道はしっかりしており、何が危険なのか分からないまま、失敬して先へ進んでみた。左後方には校舎越しに新幹線、商業施設が見え出す。
  
この辺りから自然林の中を散策出来るようになる。地形図には三角点があり、105.5m表示されている。大学・市等の説明によると大久保山はこの丘陵の一部を呼ぶらしく、丘陵全体は浅見丘陵と言い、105.5mは浅見山の最高点で、ここを中心に東西南北で山の呼び名を変えているらしい。大久保山は新幹線駅のやや左辺りを表示している。ここは昔、宥勝寺と言うお寺があるので、勝手に宥勝寺山と呼んでいた辺りだ。三角点は112mより低いので、探そうと道から踏み込んでみたが、やや下草が多く、また、まむし注意の看板に気圧されて断念した。
  
105.5mは浅見山の最高点と記載されていたが、今回は112mを山頂と考え(地形図表記に従う)、戻り先へ進む。途中で青い壊れかけたベンチが設置されている場所に着く。ここを数分直進したが下る一方で、ベンチのあった周辺より高そうな場所がない。引き返しベンチで休憩中、男性が来たので色々話をする中で、昔はもっと自然が残り、キノコ・山栗採り、鶯なども結構いたとのこと。東に下って行くと一度登り返す。先に行くと古墳群が現れる。大久保山周囲にはかなりの古墳が点在し、市内他地域にもあった記憶がある。本庄市のゆるキャラが「はにぽん」の理由が分かる。分岐は幾つか現れるが、直進すると早稲田大学本庄高等学院の敷地で進入禁止。敷地沿いに左に行く道らしきものがあったが、少し戻り左に下ると、先にグランドが見え出す。
  
グランドを突っ切り一般道に出て、反対側の小高い丘にも散策コースを歩いて、栗崎地域の宥勝寺付近に出られる。しかし気温が30度近くと暑く、駅に戻ることにした。建物名で本庄倉庫・本庄共通教室の横を通り、本庄ドミトリーの建物前に出る。倉庫・ドミトリー前には早稲田スクールバスが何台も駐まっている。ドミトリーを右手に見て下って行けば駅前に下りてくる。ゆっくり休憩しながらでも、1時間程度で戻ってこられる。
  
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