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御嶽山(343.4m) 
平成25年(2013)11月6日(水)晴   参考地図 藤岡

 埼玉・群馬県境を流れる神流川沿いを走ると、城峰公園冬桜まつりと看板が目に入った。土日は観光バスも来るらしい。公園周囲は渋滞緩和策で一方通行にもなる。公園の規模は近くの桜山には及ばない。桜はまだ2〜3分咲きだろうか。一周し秩父との境の城峰山へと思ったが、時間も遅いため、帰路にある金鑚神社へ向かう。神社裏手の御嶽山へ、15年振りに行ってみることにした。御嶽、御岳、ミタケ、オンタケと名が付く山の一つである。麓の金纉神社が有名。
公園入口付近 園内の冬桜 展望台から


 道路脇の鳥居を潜り、多宝塔近くの駐車場にまで入る。駐車出来なければ、道路反対側の金鑚大師先の駐車場がある。案内によるとここは奈良の三輪山神社ともう1つは忘れたが、山自体をご神体としたもので、本殿はない作りで、日本では3カ所だけだそうだ。鳥居からは左手に金鑚川(沢程度の幅)、右手は急な山肌である。二つ目の鳥居の右手先、1段高いところに「国指定重要文化財」の多宝塔が建っている。奥まった平地の社務所を過ぎ、赤い橋を渡ると拝殿が建っている。
多宝塔 赤い橋の先に鳥居 拝殿


 先へ進むと山道となる。コースが2通りあり周回できるようだ。山道と言ってもコンクリート製の丸太を土止めにした階段がずっと設置されている。周囲は高い杉と谷筋を通るため、午後3時半なのに薄暗い。途中には句碑、石像がいくつもあり、句碑の道(?)と書いてあったように思う。更に行った先に「国指定特別天然記念物」の鏡岩が現れる。案内板に1億年前に・・・云々と成り立ちが記されている。鏡岩まではほぼ一直線に登り、そこから左に折れると、すぐに尾根に出る。尾根は木が少なく、太陽がまだ当たっているので明るい。左手にやや広い平坦地があり、3メートル程の社が建っており、休憩場所と周囲には石仏が多い。
脇には句碑と石像 鏡岩 東屋風休憩所と奥に社


 山頂へは右に進む。やっと山道らしくなる。急な斜面を一登りすると山頂に出る。拝殿から20分位掛かっている。木々が多く見晴らしは良くないが、登ってきた側と北側が狭く伐採され遠くがわずかに見える。ここは御嶽城の跡とあるが、途中の尾根に遺構と思える所がある。下ってきて平坦地奥の社脇を登った場所が岩山展望台で、岩のむき出した見晴の良い場所である。傾いた陽が当たり、夕日に染まった岩が美しい。西は山頂があり邪魔をしているが、東から西にかけては何もなく、最高の見晴らしになっているが、今日は全く遠くは見えない。以前は前橋から本庄方面が見え、その先の足利の山並みから男体山・赤城山・榛名山、南は秩父に繋がる山並みが見えたのだが。やはりここは冬場の散策が良い。
山頂(御嶽城の本郭跡) 岩山展望 展望台からの近景



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