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釜伏山(582m) 三角点なし 埼玉県寄居町 平成28年(2016)6月7日 参考地図 寄居 この周辺は、秩父鉄道・波久礼駅を起点に幾つかのハイキングコースが整備されているが、車で釜伏峠まで行く。一昨日に梅雨入りし曇っている。峠に着いたときはガスがかかって視界が悪く、霧雨まで降ってきた。霧(低い雨雲)の中もそれなりに幻想的でいいものだが。取りあえず釜山神社に向け、参道を歩き出す。本殿までの間に鳥居が三カ所?あり、狛犬の変わりに山犬(狼)が護っている。秩父地方に多い山犬が眷属になっている。
最後に階段を登れば本殿に着く。釜伏山へは本殿左横の道を登る。「釜伏山は全山が蛇紋岩で出来ており・・・」とある説明板の先が神社裏の高みになっている。奥の院経由・日本水と標識が立っているが、日本水まで1400mなのか400mなのか分からない。
ここから尾根道を歩く。参道から神社裏辺りまで杉・桧?が目立ち、尾根周辺は自然林が多い。すぐに下り始める。鞍部に着くと、休憩所の先に奥の院の鳥居が立っている。登りが始まると周辺・足下には岩がゴロゴロとしている。右側に鎖が設けてあるが、下りでもさほど危険はない。
登り切ると奥の院がある山頂へ着く。基壇をいれて2m程の石造りの社が建っている。木々は多いが、晴れていれば樹間から周囲が僅かに見えそうだ。1993年初版の分県地図では展望が素晴らしいと載っていた。樹間から所々見える先は灰色一色の景色になっている。先に下れば日本水と標識はあるが、幾つも手前にあった標識から距離が今ひとつ判読できない。水源は岩の割れ目から湧き出しているらしい。峠に来る途中の山腹に、水源から引いた場所があり、そこで一口飲んだので、寄ってみたいが諦めて戻る。以前(18年前の3月)には汲み取り用の蛇口は二つだったと記憶している。因みに神社手水舎手前の案内に「お知らせ・日本水の水源は岩盤の崩落が予測されるので、立ち入りを禁止します」とある。
過去の写真・記録を確認したところ、山頂から東に10メートル行った辺りで、東の眺めがよいとある。また二日前の降雪で日本水も雪が多く凍結もあって断念している。機会があれば晴れた日に訪れてみたい。[下の写真は以前のもの]
釜伏峠 12:16(0.16)12:32 山頂・奥の院 12:38(0.14)12:52 釜伏峠 金尾山(要害山 229m) 三角点なし 釜伏峠から金尾地区へ戻る。波久礼駅方面(国道140号)の橋を渡らず直進する。登りになりと左に金尾山伝蔵院があり、道がカーブした先に以前(17年前)は無かった駐車場がある。駐車場の反対が金尾山で、数ヶ所ある入り口の一つに向かう。自生ツツジが有名らしく、既に終わっていたが、4月中旬から5月初旬にツツジ祭りを行っている。別名ツツジ山とも言うらしい。
登りにつれて、眼下に金尾地区の集落と荒川対岸の末野地区周辺が見える。山頂下は平坦地になっており、愛宕神社が建っている。また左奥に東屋風の休憩所が建っている。案内板では二の丸跡で周囲には土塁・堀が残っているとある。要害山と言われ鉢形城の後方を守る支城とも記されている。
神社横か東屋の先から登れる。山頂部は狭いが木製展望台があり、低いながら360度の展望が得られる。展望台からは途中で見えなかった、野上方面が良く眺められる。晴れていないのが残念だった。
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