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城峰山(1037.7m) 一等三角点
平成25年(2013)12月1日(月)   参考地図 鬼石

 神川町矢納集落から秩父市吉田境の石間峠へ向かう。ここからも城峰山への登り口がある。数分走れば神社入り口が現れ、道は未舗装となり、やや下った終点に二段になった駐車場が完備されている。入り口にキャンプ場と表示があり、神社までの斜面はキャンプ場になっている。神社まではキャンプ場を通り抜けても良いが、脇に杉が植えられた参道があるので、そちらを行く。
石間峠 城峯山は奥へ  神社(キャンプ場)駐車場 杉が植えられた参道


 参道を2分歩けば城峰神社があり、横には神楽殿風の建物、さらに奥にトイレ等がある。神社前からアンテナ塔が建つ山頂が眺められる。神社左手から登り始める。少し上の尾根に奥社見える。すぐに[城峰山頂(右)、将門の隠れ岩(左)]の標識がある。
鳥居前から  本殿 将門の隠れ岩の標識


 文字では認識していたが、将門の隠れ岩と天狗岩とを同一視し勘違いしていた。標識に従い先に行くと、案内板に「将門の隠れ岩の登頂は自己責任で、・・・」、上級者・経験者向きと書いてあったが、一般的な注意事項だろうと進む。大きな岩の左を通り抜けた先に、垂直に近い岩場に鎖が取り付けられている。案内では18m登った所に将門の隠れ岩があるとのこと。鎖を頼りに上部までいったが、その先をどうよじ登るかと、そちらに気が行ってしまい、隠れ岩の存在はまるっきり頭から飛んでいた。鎖から上は岩が脆いうえに、手がかりになる木が少なく、また少ない足場に落ち葉が多く足下が滑る。右、左と進んでは戻るを繰り返し、時間ばかりが経って行く。やっと最後の岩を回り込むように一番高い場所の裏に出ると、下にしっかりした道が付いている。ここが天狗岩と気がつく。結局、将門の隠れ岩を確認しなかった。上には小さな石の祠が祀ってある。
鎖場  天狗岩


 城峰山は当然、近くの両神山・御荷鉾山なども望める。天狗岩からは登山道を下ると数分で奥社(拝殿の上)に出た。大変な思いをして天狗岩に登ったことになる。やや狭い尾根を下れば、尾根上に[天狗岩]の標識が出てくる。
天狗岩から城峰山  下りで天狗岩を見る 下った先の標識


 標識の先の奥社前を過ぎると尾根は緩やかに登る。木々が落葉して明るい尾根道である。目の前に大きくアンテナ塔が見えれば山頂直下である。
奥社  明るい尾根歩き 間近にアンテナ


 中央に真新しい三角点がある。反対側は石間峠へ下る道。展望は周囲の木々に邪魔され、思ったいたような眺めはない。アンテナ塔の半分近くまで登れ、展望台となっている。展望台からは周辺の山並みは360度見渡せる。若干空気が澄んでいないのが残念だが、遠くに日光、筑波、他色々と眺められるらしい。山頂では埼玉東部の男性が一人石間峠から来た。下からは女性数人と思われる賑やかな声が聞こえてくる。この時期には手頃なハイキングコースらしい。
 山頂 両神山方面 神流湖方面


城峰神社P 9:58(0.37)10:35 将門の隠れ岩経由ー天狗岩 10:49(0.13)11:02 山頂 11:15(0.11)11:26 城峰神社P

 石間峠からの標識に「鐘掛城址0.6q」の文字が目に入った。城好きとしては見ておこうと、往復することにした。植林した杉(檜)?の道を行く。50・60段の丸太階段を登りる。手前には右から巻き道が付いている。一度下るとまた同じような階段があり、登った所が鐘掛城址であった。周囲は植林地で全く眺めはない。先の尾根には堀切などがあるのか不明だが、標識のある頂上周辺は確認できない。往路を石間峠へ戻る。往路11分、復路9分。
石間峠から   鐘掛城の最高部 城址の端から城峰山



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