陣見山(531.0m) 三等三角点 埼玉県本庄市児玉町/長瀞町/美里町
令和6年(2024)3月21日 晴 参考地図 鬼石/寄居
波久礼駅の駅舎左手の空き地が有料駐車場になる。1日530円、駅舎内で備え付けの袋に車番を記入し料金箱へ。隣の樋口駅から榎峠経由で陣見山へ向かい、波久礼駅に戻る予定で出発。無人駅の樋口駅から国道140号線(彩甲斐街道)を寄居方向に少し戻った辺りから入り、まず「野上下郷石塔婆」へ向かう。石塔婆は日本一とある。近くの仲城城主の夫人が夫の十三回忌(1369年)に建立したとある。北へ延びる直線道路をひたすら歩けば、道は山の斜面に沿って曲がりながら緩やかに登って行く。
  
途中の数ヶ所に、林道を離れショートカットの山道があるのだが、通行禁止の看板・ロープで塞ぐ等で入れず林道を歩く。約一時間掛かり、○○の里と看板の出ている建屋の先に榎峠入口があり林道を離れる。10数分で榎峠にでる。これと言って景色が良いわけではないが、児玉町側に向かう道は[あじさいの小路]として、6〜7月頃は紫陽花で沿道は見応えがあるらしい。
  
峠から陣見山への尾根に道が付けられ、北武蔵ハイキングコース入口となる。やや登ってピークを過ぎると、左下に林道が見え、低いピークを二度過ぎ、下って林道に下り立つ。榎峠からの道と、樋口からの道が合流する。アップダウンなしを選ぶのなら、林道を歩いた方が楽である。
ハイキングコース入口 |
峠からの一風景 |
下に林道の合流点 |
  
ここは長瀞八景と標識があり、樋口駅周辺から荒川沿いの奥の景色が良い。他の案内にも多く掲載される風景である。林道を横切り再度尾根に入れば登りになり、小さなピークを越える。
  
更に登りが続きやや緩やかになれば、北側が開けた場所もあり景色が良くなる。また岩谷堂に下る分岐が現れる。行ったことはないが、岩をくり貫いた洞窟に幾つもの像が祀られているらしい。少々疲れが出てきた頃に、杉が多くなって来れば杉木立の合間から白っぽい建物が見え出す。
北側が見渡せる |
左は岩谷堂への分岐 |
陣見山山頂手前の風景 |
  
陣見山山頂には三角点、アンテナ・建屋、少し北にもアンテナ・建屋が見える。周囲の樹高が高く展望は全くない。景色は悪いが昼食休憩をする。北東(ほぼ東だが)のコースを下る。一気に急坂を下り、一部開けるが、杉林を過ぎれば林道に下り立つ。陣見峠と言うらしい。
  
林道を横切り尾根道に入れば、やや登り約80mほど下れば先に424mのピークがある。急な場所には数ヶ所のロープが付けられ歩きやすい。ケルンがある場所が現れるが、コースのどの辺りだったか確証がない。先で大きく下り、やや登り返せば368.4mピークに着く。
  
  
368.4mピークを下れば鞍部の大槻峠になり、左右の道が交差する。荒川側集落と北の美里町を繋ぐ主要な道だったのか。左下には林道が見える。峠から急坂を50mほど登る。
  
ピークから60mほど下った鞍部先で、上方に東屋がチラリと見え出すと虎ヶ岡城址の堀切が現れる。二つ目の堀を越えて右に登り、左の階段を登れば城山(337m)山頂の虎ヶ岡城址の主郭に出る。山頂からの北側の展望は良い。東には円良田特産センターへ下る道があり、南は波久礼駅に下り、陣見山から来る道とがある。
鞍部辺りから西方向 |
虎ヶ岡城址 |
城山山頂(虎ヶ岡城址) |
  
少し城址を観ようと円良田特産センター側に下れば、狭い平らな場所と二本の堀が確認出来る。波久礼駅は南に急坂を下り、斜面には狭い平坦地が確認出来るので、城址の遺構かも知れない。鞍部が築坂峠とあり、特産センター・円良田あんずの里方面の分岐が現れる。上で合った人が南コースを探していたが、この分岐が南コースらしく、東に下るのが北コースらしい。
虎ヶ岡城址、東下の堀 |
虎ヶ岡城址、左に下る |
築坂峠、特産センターは左に |
  
築坂峠から幾つかのピークを上り下りする。祠が祀られている場所が最後で、ロープ場所もありながら標高を下げる。因みに祠の中には古峯神社の札が納められていた。円良田湖からのコースに合流し、ホテルの脇を通れば車道に出る。後は道なりに波久礼駅に向かう。
  
  
樋口駅 10:00(0.08)10:08 石塔婆 10:09(0.48)10:57 榎峠入口 10:57(0.12)11:09 榎峠 11:19(0.13)11:32
林道出合・長瀞八景 11:33(0.28)12:01 陣見山 12:16(0.35)12:51 ケルンのピーク 12:51(0.38)13:29
虎ヶ岡城 14:12(0.35)14:47 祠のピーク 14:47(0.17)15:04 ホテル前道路 15:04(0.09)15:13 波久礼駅
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