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宝登山(497.1m) 三等三角点
平成27年(2015)12月9日(水)  参考地図 

 往きはロープウェイ利用で、帰りは歩こうとロープウェイ駐車場へ向かう。ゲート前に「本日はロープウェイを運休しています」との立て看板。当初の思惑が外れてしまった。広大な駐車場には3台駐まっているに過ぎない。数人が立派な山姿で歩いて行く。仕方なく往復とも歩かざるを得ない。山麓駅を右上に見て砂利道を進む。関東ふれあいの道の標識がある。植林された木もあるが、広葉樹が多く明るいハイキングが楽しめる。しかし宝登山地域は大正時代に杉・桧を植林し、ほぼ人工林になった。伐採時期を迎えて杉・桧ではなく、広葉樹を跡地に植えたとある。
右上に山麓駅 関東ふれあいの道 明るい雰囲気の道


 斜面には道から入る登山道がある。進入禁止が印刷された黄色テープが外れているので、進入禁止なのかもしれない。数十メートル先に民家(?)がある。私は行けるところまでと砂利道を歩く。後から来た人はショートカットし道を横切って行く。ちなみに宝登山の標識は道沿いにある。高度を上げると長瀞・野上の市街地が見え出す。十六丁目の石柱が出てくると、左手にロープウェイのロープが見える。すぐに広く伐採された場所を通過する。ここからの眺めも素晴らしい。 
黄色テープのある登山道入口 先に見える最後の民家 徐々に眺めが良くなる


 正面に柵のある所で、砂利道を外れて右の斜面を登る。左に網柵が現れ、左奥に山頂駅、正面にレストハウスが見え出す。この辺りから右側は低木が植えられ、散策路が整備されている。登り切るとレストハウス横に出て、左奥の山頂駅へ向かう。
伐採地辺りからの風景 正面に柵、右手の道に入る 柵沿いからレストハウス


 山頂駅から見える上の斜面は梅が多く植えられている。駅舎の裏からは両神山など秩父の山々が広く眺められる。斜面にに取り付けば、梅の先には蝋梅が東ロウバイ園・西ロウバイ園が整備されている。宝登山神社奥宮前辺りはツツジ園と案内がある。今の時季は冬桜が一本咲いているだけだった。蝋梅の中を行くと、右手奥に奥宮を見て、すぐに山頂へ着く。
レストハウス前から山頂駅 山頂駅奥から(右奥に両神山)

唯一の花、桜 東ロウバイ園の中を山頂へ 蝋梅園から南(釜伏山方面)


 広く平坦な山頂で10人程が休憩している。西から南、東へと約180度の展望が得られるが、それ以外は木が多く展望はない。ロープウェイを使えば手頃な散策が楽しめそうで、時季にはかなりの観光客になるらしい。
山頂中心部 山頂標識 西から南にかけての眺め


 戻って奥宮へ立ち寄る。境内は広くはないが、木々が鬱蒼としている。本来は東側の石段から鳥居を潜り、参拝するのだが、山頂からは遠回りになってしまう。社殿の右脇には売店があるが、閉まっている。再び蝋梅園の中を通り山頂駅へ戻ったが、整備された園内は幾つも道があり、山頂駅まで行かなくても下れる。
山頂から奥宮へ入った所 鳥居 奥宮社殿


 帰路は砂利道をなるべく行かず、斜面の登山道を採用する。やはり落ち葉が多く積もった場所は足に心地よい。何カ所か砂利道を横切り出た場所は、黄色テープのあった場所だった。先に見えた民家は最後の家だった。この上の登山道は深く抉れている場所が続いていたための、保護の一環だったのかも知れない。少し歩けば先に駐車場が見え出す。駐車場から山麓駅へ行きしばらく休憩し、ここから宝登山神社へ向かう。4分で鳥居前に到着。傍らに奥宮十八丁の石柱がある。不思議に思ったのは、奥宮は山犬(狼)だったが、こちらは唐獅子のような狛犬になっている。社殿は江戸末期の権現造り再建で、欄間には色鮮やかな彫刻が施されている。
山麓駅 宝登山神社 鳥居 社殿


ロープウェイ駐車場 11:20(0.43)12:03 山頂
ロープウェイ山頂駅 12:36(0.26)13:02 ロープウェイ駐車場

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