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 西ボッチ(1410.1m) 三等三角点      栃木県黒磯市
 平成13年(2001)6月3日 快晴    参考地形図 那須岳


 木々の葉が出そろったこの時期に歩くような場所ではないが、時間が余ったのでちょっと寄ってみた。2年前の時は情報が無く何処から登ったらいいのか分からず、地形図を見て一番斜面が緩やか斜面から取り付こうと、湿原と調整池との境目を歩く始めた。しかし実際に行ってみると木の芽吹きは始まったばかりだが、笹が密生しており相当歩きづらく、かき分けて進むような有様だった。(傾斜きつくなると笹と言うより篠竹か)斜面をややトラバースぎみに北へ進むと篠竹が切れ、先に小さいが赤テープが見えたので行ってみると、そこからは篠竹をきれいに刈ってあり上へと向かっていた。下を見るとあまり使われない道なのか薄い踏跡が下っていた。下りは薄い踏跡を辿ってみた。笹が覆い被さっているため足下は見えないが、かき分けてみれば以外にもしっかりした踏跡があり、飛び出した場所は湿原側から来ると池の水が調整池に流れ込む所を過ぎて20mも先に行ってない辺りであり、そこには字も読めないような朽ちて地面に落ちている標識があった。


 朽ちかけた標識は下にあったが、今は金属製のしっかりした標識がたっている。踏み込む所は笹に覆われているが、数メートトル入もれば踏み跡がしっかりしている。赤いテープも間隔を置いて付けてある。2年前の方が笹が多かったように思える。少し行くと左側には円筒形の金網製のゴミ箱(札には「奥那須自然休養林・自然を大切にしましょう・大田原営林署」と書いてある)と思える物と、脇には朽ちかけて休憩用のテーブルがある。前回にもあったろうが思い出せない。散策路として機能していた時期があったのだろうか。しばらくして山頂の方角へ左折する。直進の踏み跡は先へとしっかり続いている。蝉の鳴き声とともに木に留まっている4センチほどの姿を多く目にする。左折してしばらくは笹はなく、シダ(名前が分からない)類の大きな物が一面に生えている。斜面がやや急になると篠竹(高さ2メートルくらいはありそうだ)の間を登ってゆく。きれいに人一人の幅で刈ってあるが、2年前と比べて荒れかたに大差がないので誰かが整備したのかと思いつつ進む。左側の木の少ない場所からは白笹山と調整池が眺められる。ここからは一息で山頂になる。

 三角点の周囲には1本の長かった測量用の赤白のポールが何本にも折れて散乱していた。木には新たに「黒羽山の会」さんの大きめなかなり目立つ標識が掛かっている。これを見ると若干整備をされたようだ。前回気が付かなかったが「JA1JCA」さんの「KUMO」標識が掛かっていた。眺めは5月中旬の時は木々の葉がなく樹幹越しに鬼ヶ面山側から大倉山側まで180度以上見え、特に茶臼岳の頭と剣が峰辺りまで眺められたが、狭くなった視界からわずかに眺められる程度になっている。西にも踏跡が続いているので行ってみると、山にある物では小さな部類のアンテナ(反射板?)が建っている場所に出る。そこから先は踏み跡があるのかどうか分からないような状態だった。ここからは深山湖のコバルト色した湖面が見渡せる。


湿原入口 9:51(0.33)10:24 山頂 11:07(0.25)14:32 湿原入口


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