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禅頂行者道の一部 地蔵岳(1483 m) 三角点なし 鹿沼市/上都賀郡足尾町 薬師岳(1420.1 m)三等三角点 日光市/鹿沼市/上都賀郡足尾町 夕日岳(1526.1 m)二等三角点 鹿沼市 平成11年(1999)5月5日(水)晴 参考地形図 日光南部 5年半前の93年10月7日に友人と明智平から古峰神社まで歩いた以来の場所である。夕日岳付近のツツジが日本一等と本に書いてあったことと、前回は雨と霧で周囲の判断が付かなかったため登ることにした。しかし今回は古峰神社側から登ってみることにして、朝6時15分に宇都宮を出て古峰神社へと向かった。古峰神社を過ぎて古峰原峠への道にはいる。しばらく走ると植物園の北端辺りに「地蔵岳」と標識の懸かった林道が現れる。「栃木の山120」には林道を入って林道終点まで行けるように記載あいてあるが、入口はポールで遮断されている。(先に行って分かったことだが、最後の数百メートルは道が抉れている)仕方なく側の路肩へ駐車して林道に入る。 すぐに右奥には植物園の金網が見え、2階建て位の高さの作業小屋らしき物が現れる。ここから先は右に左にとカーブを繰り返しながらほんの僅かずつ登って行く。右が開けた場所に出ると砂防ダムが見える。これはゆうに100メートルはありそうな代物である。右奥の斜面に山桜と周囲の若葉が朝日(少し時間が遅いが)に映えて美しく、出だし早々から砂防ダムの中程まで進み何枚かの写真を撮り時間を費やしてしまった。林道に戻りさらにカーブを繰り返し進むと20分ほどで林道の終点になる。ここの左斜面には建物があったのか、解体された柱などの廃材が積んであった。足を踏み外しそうな橋の細い沢を渡ると登山道らしくなる。 周囲は杉林である。暗い杉の中を道は緩やかに登って行く。20分弱で滝のある沢に出る。滝は前方の高さ20メートル位の位置にあり、近くに行って眺めるには右岸を少し登るようだ。本には水量が少ないとあったが、昨日の雨のためか、また雪解けの為なのか分からないが、決して少ない水量ではなかった。ここの砂防ダムは崩れている。沢を渡りここで右奥から合流している沢側に向かい徐々に高度を上げて行く。沢を右に見ながら15分ほど行くと小さな砂防用ダムが現れる。この先は沢が二手に分かれる。ここも右手から合流する沢沿いに進むが、すぐに渡った沢沿いに歩くようになりそのまま沢からは遠ざかる。しかし小さな沢は何処にでもあり、登山道なのか沢なのか分からないような道を辿る。この辺りから右手にはカラ松が多く見られるようになり、植林地と自然林が混ざった感じである。再び杉林に変わり先が明るくなると尾根がはっきり見え、登り切るとハガダテ平だった。 ![]() ![]() ![]() 正面は落葉樹ばかりで、まだ葉がなく木の間から男体山が眺められる。結構登った気がするが地蔵岳はまだ登りが続く。しばらくは緩やかに行き、少々急になると尾根からはずれ右折する。植林された斜面に入ると数分で崩れた斜面に出る。ここは本来沢だったのかも知れないが水はなく、以前と同様に数メートルを急いで渡る。先に行くに連 ![]() ここから先は明るい尾根歩きになり、左手には日光の山並みと足尾の山並みが終始眺められた。(先まで行って分かったことだが)ほぼ平らに移動すること十数分で夕日岳の分岐(三ツ目と標識にあり)点に着く。ここでは夕日岳に登らず薬師岳に行って帰りに登ることにした。この辺りのツツジは日本一とあったが、1週間は早かったようで数本の木が咲き始めた程度であった。80メートル位を下る。地蔵岳までは誰にも会わなかったが、ここでは中高年の4人(夫婦2組?)と夫婦1組にあった。4人組は茶ノ木平からで2人連れの方は細尾峠から登ったと言っていた。旧道は車で進入出来るとのことだった。この辺りのヤシオツツジも少々早く、夕日岳分岐周辺よりは咲いていたが、若干多いくらいである。位置は忘れたが途中の鞍部に祠と剣を持った不動明王が祀ってある。下ってから5ツ(?)のピークを越えると薬師岳と細尾峠の分岐に出る。峠には山頂を通過しないで左に下って行く。直進し緩やかに登って行くと正面が開ける。360度の展望はないが、この周辺ににしてはいい方だろうか。先日、大木戸山から真下に見えた古河電工の工場・丹勢山・奥に女峰山から左にパノラマが広がる。ヤシオツツジも数日早い位であり多く咲いている。単独の男性に会ったので話を聞くと5月1日に鳴虫山に登り、ヤシオツツジが満開だったとのことで、昨年よりは遅いと言っていた。熊鷹山も2日では若干早かったらしい。休憩後引き返す。 ![]() ![]() ![]() 途中では薬師岳に行くときに会った人たちが引き返してきた。私と同じように出発点に戻るようだ。三ツ目からは東に一度下って登り返す。鞍部の先には「中岩」と標識が立っている岩の露出した場所に出る。別段変わった様子もない岩だが、信仰の山としては何か思い入れるものがあるのだろう。私の記憶では歩いている道は下が見えず、下草(特に笹)が多かったようだったが、時季的な物なのか笹などは低く歩きやすい。山頂の記憶は無く、ただガスがかかっている場所を踏んだとの思いでしかなかった。北側の木が伐採されて見晴らしはいい。東には「夕日岳新道入口」と標識(山頂標識の下に落ちているが)がある。想像するに三ノ宿山林道にある大滝から西へ入る林道に出るのかも知れない。次回はヤシオツツジが満開の時に来られたらいいのだが。 ![]() ![]() 林道駐車 7:36(1.09 13分撮影に費やす)8:45滝 8:48(0.16)9:04 最後の砂防ダム 9:04(0.22)9:26ハガダテ平 9:34(0.35)10:09 地蔵岳 10:27(0.12)10:39 夕日岳分岐 10:39(0.04)11:43薬師岳 12:20(1.43 15分費やす) 14:03 夕日岳分岐 14:03(0.20)14:23 夕日岳 14:43(0.17)15:00 夕日岳分岐 15:00(0.13)15:13 地蔵岳 15:25(0.17)15:42 ハガダテ平 15:42(0.16)15:58 最後の砂防ダム 15:58(0.10)16:08 滝 16:11(0.09)16:20 林道終点 16:20(0.34)16:54 林道駐車 |
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