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 天狗鳥屋/雲雀鳥屋/多 気 山
 平成14年(2002)3月17日(日)晴    参考地形図 大谷


 その1:天狗鳥屋(365 m)三角点なし  栃木県宇都宮市 参考地形図 大谷

 4ヶ月ぶりのハイキングになってしまった。本来は今市の石尊山へ行こうとして鶏鳴山側から山へ踏み込んだが、尾根を一つ西へとってしまい時間ばかりかかり、今日は中止にした。11時を少し回ったくらいなので、宇都宮市だが近辺にあるので久しぶりに寄ってみた。7年前の1月に来て以来の場所であった。宇都宮市の森林公園に向かう。前の時は何も分からず天狗鳥屋の西後ろから急斜面をよじ登り、登ってみればいい道がハイキングコースとして整備されていた。陽気がよく公園の駐車場のおおむね埋まっている。所々で家族連れが弁当を広げている。公園の駐車場に車を止めて歩き出す。

 赤川ダムの堰堤を過ぎて少し行くと、右側に「トリムコース」と展望台の入り口の標識がある。下は丸太で階段状にしてあり、よく整備されている。周囲はすべて植林地である。間隔を置いて丸太等で作った遊び道具が設置されている。トリムコースの分岐点ではトリムコースは下っていくが、コブシ岩(展望台)へはやや登り加減になる。この先は階段状にはなっていない。しばらく行くと自然林のこんもりとした斜面を登るようになる。ジグザグに登るとちょっとした尾根にでて、右に10メートルほどで山頂である。前の時と風景に変化は無いように感じられたが、標識が違っていた。以前にはJCAさんの「KUMO」標識が掛かっていたが、探したが見あたらず、別の標識が掛かっていた。このような場所に来る人はよほど思い入れのある(特別にこだわりを持った)人なんでしょか。私も同じようですが。南に少し行くとコブシ岩と名が付いた展望台にでる。先は急斜面になっており、危険などと書いたものがあったはずなのだが無かった。ただ休憩用のベンチが2つ新しくなっていた。展望台と言っても赤川ダムの湖面が松の間から眺められるくらいである。ベンチの下にはスミレが数株咲いているのが唯一目を楽しませてくれた。


 その2:雲雀鳥屋(362 m)三角点なし 栃木県宇都宮市 参考地形図 大谷

 以前は公園を出てきてしばらく走り多気山の北側を通っている道に入り、その最高点あたりから山へ分け入った。前回の歩いた感じでは公園から若干来たあたりの作業道から行けば簡単ではないかと思った。右手にお店が1軒ある先に路肩がある。その先の作業道から歩き出した。道は以外に広く車でも十分に入れた。すぐに二股になりちょっと考えたが、右手に行くことにした。しばらくして道は行き止まりになり、沢にかかる丸太を渡って右手のブルで削ったばかりの道を歩く。しかしこれもすぐに無くなってしまったので、適当に目の前の尾根に出ようと藪の斜面を登る。斜面は枝打ちした木々が邪魔で歩きづらい。尾根に出て左手にピークらしきものが見える。やや岩混じりの尾根だが登り切るとゴルフ場が見える。記憶が定かではないが、雲雀鳥屋からもよく見えたので山頂かと思って回りを眺めると、木の間から先に若干高そうなピークが眺められた。先へ行ってみると山頂であった。

 思い描いていた道と大分違っていた。最初の感じでは山頂から南へ下った辺りへ出ればと思っていたのだが。ここでも「KUMO」の標識はなくなり、天狗鳥屋と同じ人の標識と思えるものが掛かっていた。もう少しゴルフ場が見えたような気がするが、思い過ごしだったか。帰りは先ほど山頂と思ったところから右にゴルフ場を眺めながら下る方へ行ってみた。はっきりはしないが踏み跡はあり下っていったが、行き過ぎると車までかなり歩くのではと心配になり、適当な場所(下草、木が疎らだったから)から尾根をはずれ左に下る。出たところは歩いてきた作業道の終わりだった。


道路駐車 12:59(0.33)13:32 山頂 13:45(0.20)14:05 道路駐車

 その3:多 気 山(376.9m)三等三角点 栃木県宇都宮市 参考地形図 大谷

 トイレのある無料駐車場に車をとめて、目の前のお店の右から歩き出す。すぐに多気不動尊から来ている道に出るが、10メートル右手からコースに入る。城跡らしく何カ所も土塁・空堀が確認できる。7年前には途中の伐採地から宇都宮市街地が見えたが、木が成長して眺めは良くなかった。鉄製の展望台がある場所(城の本丸跡)は芝生で広く、東屋風の休憩所も建っている。展望台に上がってみたが、やはり周囲の木が高く全く見晴らしはない。三角点のある山頂はここから北へ2分弱で着く。三角点と新旧2枚の標識と、測量用のポールがおいてある。西は開けているものの他は見渡せない。帰りは城の本丸跡から多気不動尊に下ってみた。こちらは最初から最後までコンクリート製の土留めで階段状に道ができている。途中には終わりかけているが椿(種類が分からない)が多く見受けられた。雲雀鳥屋でも山中に多くあったところをみると、この周辺の山野には多いらしい。400メートルほどで多気不動尊に着く。時間的に遅いらしく人はまばらだった。急な階段を下ると数件の参拝客相手のお店があり、こちらも人が殆どいない。

 無料駐車場の前の店で団子でも食べて帰ろうとしたが、以外にも客が多かったため不動尊の下の店まで戻った。疲れているので甘い草だんごが旨かった。ついでに蕎麦を注文してしまった。また多気山名物「かぼちゃまんじゅう」とあったが、あまり聞いたことがなかった。お店はご夫婦だけでやっているとのことだった。世間話をしていて教えてもらったことだが、今年は暖かくすでにヤシオツツジが咲いていると言っていた。奥さんの指さす方を眺めると、黒っぽい斜面に鮮やかに咲いていた。今日は大安なので人出が多かったそうだ。また大安のため、新車の安全祈願で来られた人たちが多かったようである。


駐車場 14:50(0.20)15:10 展望台 15:10(0.02)15:12 三角点 15:20(0.12)15:32 多気不動尊 15:36(0.06)15:42 駐車場


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