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かまど倉(556.6m)三等三角点     栃木県鹿沼市
平成15年(2003)4月26日(土)曇/晴   参考地形図 文挟

 少し西にある羽賀場山と同じく地形図にはない。栃木の山を紹介した本にのみ載っている。この山も行こうとしてから7,8年が経ってしまった場所である。このところ何もせず全く出無精になってしまい、また軽いハイキングから始めようと出かけてみた。横浜に転勤になり栃木方面も徐々に遠く感じられてはいるが、私用で月に一度は行かざるを得ない。しかしこれがあるから行けるようなものだから、その私用には感謝しなければ。

 鹿沼市の例弊使街道(日光杉並木街道)の西を走っている板荷・玉田線を、東武線板荷駅の手前まで走る。板荷駅の手前500〜600メートルの「川化下」のバス亭を左折し、東武線を越えて西に進むと黒川が流れている。橋は「川化橋」とある。川向こうが川化集落とあるが、集落と言えそうにない戸数の気がする。車両は林道の途中まで行けそうだったが、一抹の不安があり橋の手前に駐車し歩き始めた。(実際にはかなり奥まで乗り入れ可能)橋を越えすぐに左折、またすぐに右折すると川化林道の標識がある。林道を進むと頭上高くにある送電線を潜り、しばらくするとまた送電線を潜る。先は二股になっており、「きれいな町づくり?」・「川化林道」・「山火事注意」と「新栃木線223号・東京電力・宇都宮工務所」の標識がたっている。右の道を行くと、沢の分岐点と紹介されている場所の二股を通過するが、ここは左に進む。さらに先に二股になったところがあり左へと進むとと、また二股になり、東電の送電線巡視の黄色い案内(222号)がある。ここを右に行き鉄塔のある尾根へ出る道を紹介している。


 私は勘違いしてこの手前で右手に行き林道の終点まで行ってしまった。本には林道の終点で鉄塔が間近に仰ぎ見られると載っていたので周囲を眺めるが、いくら木々が成長したといえまるっきり見えない。これは違ったと引き返した。しかし戻って送電線巡視標柱の場所で再度間違い林道を左に行ってしまった。ただ林道の終点で鉄塔が間近に見えると載っていたのと、事実左手の尾根上には鉄塔が見えたため、何ら疑問を持たなかった。林道の終点では左後ろの鉄塔に向かって尾根に登る道が付けられている。そこには東電の黄色い標識がある。改めて案内を見てみたが様子がおかしい。鉄塔を正面に見ていいはずなのだが、ここでは左に見えるのでやっと勘違いに気が付いた。しかしとりあえず目の前の鉄塔に向かった。


 尾根からは本来紹介されている鉄塔が見えたが、尾根には踏み跡があり十分通れるのでこちらから登ることにした。上に行くにつれ岩が多くなると勾配が急になってくる。一踏ん張りで尾根に出る。赤テープなどがあるところをみるとこの道を来る人もいるらしい。左に進むと目の前に急勾配が待っており、登り切ると左手には宇都宮から鹿沼の町並みが見渡せる。西へ少しで山頂に着く。山頂には三角点、周囲の木には三枚の山頂標識が掛かっている。展望はなし。山頂より先にはやや下ったあたりに石の祠を祀った場所がある。ここが栃木の山200の紹介文によればかまど倉の由来になった大岩壁の上らしい。ここからの眺めが一番よく、目の前に二股山・右手には前日光の山並みが見える。


 帰りは紹介されている鉄塔側から下ることにした。登ってきた地点は山頂の手前の場所であった。下りきると人の二倍はある篠竹に囲まれた場所に鉄塔が建っている。羽賀場山が見えるとあったようだが展望は悪い。ここから先は薄暗い檜の植林地をジグザグに下っていく。林道の終点らしき場所から少し下ると、東電の送電線巡視の黄色い案内(222号)のたっていた二股へ出る。たいした差ではないが上に行くにつれ岩が多くなり岩を通り抜ける往きの道は一般的ではないかも知れない。


駐車場所 13:13(0.30)13:32 沢分岐? 13:32(0.26///道を間違え10分以上ロス)13:58 鉄塔222 14:03(0.30)14:33 尾根 14:33 (0.13)14:46 山頂 15:18(0.15)15:28 鉄塔221 15:28 (0.44)16:12 駐車場所

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