要害山〜コヤシロ山〜実成山(ミナシヤマ)〜尾続山(オヅクヤマ) 山梨県上野原市
令和6年(2024)4月2日 晴れ 参考地形図 上野原
要害山(536m)・コヤシロ山(600m)・実成山(609m)・尾続山(538.3m)
上野原駅から飯尾行きバスで鏡渡橋(きょうど)バス停まで行くか、山風呂・向風方面行きで新井バス停で降りて鏡渡橋まで歩く。鏡渡橋バス停脇に山側に入る細い道があり、入り口に要害山の標識が付けられている。最初から思いの外急坂である。途中では今日に行ければと思う聖武連山(しょうむれ)などが眺められる。
  
下に平地がなく、土地を得られやすい山の中腹を開拓苦労は大変だったろう。畑・中腹の集落を通り過ぎると、水道施設らしき銀色の四角いタンクがあり、その先に山の神の鳥居が見え出す。途中で道が左右に分かれ、右の方が早く神社下まで来られるようだが、工事中で通行禁止とあった。石段の参道を上れば平地で社殿が建っている。ここまでは狭いが生活道路、先は山道になる。
  
社殿の右横から要害山への案内がある。神社裏は土橋・堀切に思える地形をしているが、自然地形だろう。参道左を通っても後ろで合流するようだ。直ぐに南が開けて眺めが良い場所に出る。作業小屋横を抜けて再度林に入れば尾根歩きとなり、急な登りが続く。山頂近く感じられても登りがきつい。幾分緩やかになれば間近になる。。
神社裏下から神社方向 |
小屋横を通り尾根へ |
要害山手前 |
  
要害山は名前の通り城跡で、大倉砦と載っている。最初の空堀・虎口を通って主郭へ。南の眺めは素晴らしい。目立つ程の遺構はなく、山頂に土塁は確認出来る。案内を見ても尾根筋に小さな平地が幾段かあるだけ。案内に甲斐・相模・武蔵の国境を守る地域最大の砦と載る。山頂東隅に秋葉大権現が祀られている。150メートル先の西端にも堀・土塁が見受けられる。
  
  
鞍部に灯籠らしい物が尾根上にある。その先が十字路になり、右は登下地区、左は大倉地区へ下れるが、本日のコースは直進する。登りで岩場が多くなり、痩せ尾根に近い場所も通過する。15分で
570mのピーク、4分で次のピークとアップダウンが多い。
  
手前ピークから9分で風の神のピークに着く。地形図では 540m〜550mの平坦だが、図には表れない登りがある。西に向かって来たがこの先の尾根は北向きになる。如何にも風の通り道と言った所だ。展望は良い。奥に権現山の東に位置し、アンテナの建つ雨降山が眺められる。次はコヤシロ山へは北に続く尾根を下るのだが、急坂でロープが長く張られている。鞍部から登り返すが、こちらもロープ場所がある。
  
鞍部から100mほど登ればコヤシロ山山頂に着く。南西方向の木が伐採されて眺めが良い。以前は全く展望は無く、八重山トレイルレース大会実施に向け、山頂部と富士山側を伐採した旨が書かれている。ここからは東の尾根歩きになる。西は権現山方向へ。
  
10分弱でさほどの下り・登りをせず実成山(みなしやま)に着く。樹間からは歩いてきた南の山並みが見えるが、芽吹いてきたらそれも無くなるだろう。しばらく平坦な尾根を進む。
実成山(みなしやま) |
実成山標識 |
ほぼ平坦な下りの風景 |
  
尾根が南東に向きを変える場所から次の尾続山まで 70m下る。樹間から尾続山だろうピークが眺められる。傾斜がきつくなり標高を一気にさげる。20分弱で尾続山山頂に着く。三角点と標識がある。展望は良くないが、一部で木が少なく要害山が眺められる。要害山の東斜面の急なのがよく分かり、鶴川側から見た三角錐も全く違って見える。
中央の低いのが尾続山 |
下りの風景 |
尾続山(おづくやま) |
  
  
樹林の中を歩くので見晴らしはない。尾続山から13分ほどで尾根から斜面を下るようになり、下に行くに従って抉れた道を歩く。前方が開けて明るくなれば民家脇を通り、尾続神社下の丁字路を右へ行けば尾続バス停に出る。ここから聖武連山へ行くはずだったが、計画より1時間オーバーのため中止とする。上野原駅行きのバス便が悪く、本数の多い新井バス停まで歩く。
抉れた道が続く |
左から来る、左上は神社 |
民家横から車道へ |
  
尾続バス停から聖武連山 |
振り返って、左は要害山 |
新井バス停から要害山方向 |
  
鏡渡橋バス停 9:17(0.15)9:32 山の神 9:40(0.30)10:10 要害山 10:24(0.28)10:52 風の神 11:00(0.29)11:29
コヤシロ山 11:33(0.09)11:42 実成山 11:42(0.19)12:01 尾続山 12:20(0.30)12:50 尾続バス停
13:52(0.11)13:03 鏡渡橋バス停 13:03(0.13)13:16 新井バス停
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