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小倉山(954.8m)・塩ノ山(552.7m)  甲州市(旧塩山)
平成30年(2018)12月27日 曇り    参考地形図 塩山・柳沢峠・大菩薩峠

1.小倉山(954.8m) 三等三角点

 座禅草の群落で有名な公園の南にある。塩山駅からバスは出ているが午前中は、6時50分台に1本のみ。タクシーを利用し[玉宮ざぜんそう公園]入口まで行く。1990円の料金。バス通りから小倉山側に入れば、左手の先に駐車場・トイレ、奥に森林自然の家がある。立ち寄ってみたが人の気配はない。時季なのか時間が早いのか分からない。竹森川を渡れば登山道(遊歩道)になり、小倉山は右に進む。
ざぜん草公園入口 公園建物を 橋を渡った所の標識


 植林地の中を少し登れば、先ず左に座禅草保護の電気柵が現れ、内側に細い沢に沿って木道が敷かれている。先では右側にも電気柵と木道がある。沢筋を詰めるようになり、徐々に自然林に変わり広い斜面を登る。振り返れば平沢集落から背後の山並みが眺められる。
木道の一部 植林地から自然林 振り返っての眺め


 登りきれば尾根に出て、左は上条峠への尾根コース、小倉山(展望台)は右へ標高差60mほど登る。樹間から大蔵高丸側の山並みだろうか、良く見渡せる。平沢地区側も広範囲に見渡せる。
上条峠分岐 平沢地区側の眺め 小倉山側の眺め


 小倉山へは明るい自然林がしばらく続き、植林地と変われば、山頂から派生する尾根になり右に折れる。少々の登りで展望台が見え出し山頂へ着く。あまり広くない山頂に展望台、左右にベンチが設置されたいる。展望台からは木が高く、やや見づらい富士山、塩山市街地と塩ノ山、西に位置する扇山周辺と更に西が眺められる。
土留めのある道 植林地に変わる 展望台のある山頂

展望台から富士山 塩山市街と塩ノ山(中央右) 扇山側の眺め


 尾根の分岐まで戻り、直進し取りあえず小倉山より50mほど高い996mピークを目指す。小さなピークを越えやや下り登り返す。996mピーク手前の斜面で振り返れば唯一小倉山が見える。
分岐から上条峠方面 途中の風景 振り返り小倉山を


 平坦になり、996m点と思える場所があったが、先に[996m・上条山]の標識が掛かっている。地域では上条山と呼んでいるのか。ここから一気に下りが始まるので、地形図での996m点は手前に思える。ほぼ平坦で甲州市設置の標識があったため、山名標識を掛けたのでは。
996mピーク 996mピーク標識 下りの風景


 小さな瘤はあるが80mほど下り、910m辺りで左に下る分岐がある。手前では右下を通る上条平沢林道が見え出す。
下りの風景 中央に林道が見え出す 分岐


 分岐を左に下れば平沢集落(バス停方向)、直進すればし上条平沢林道・駐車場方向となり、10分ほどで上条峠展望台があると案内に載っている。先の展望台は止めて休憩し下ることにする。ただ風が強いため直ぐ上の高みに登れば、眼下に林道、先には富士山も眺められ休憩するには良い。
平沢集落分岐 分岐上の高み 富士山も見える


 分岐を平沢集落へ下るが、斜面が広く落葉が多く踏み跡が分からない。地図では沢筋よりやや上に道があるようになっている。沢筋に下らないように探すと、やっとテープを見つける。沢筋のやや上に踏み跡が薄く出てくる。下るにつれて道ははっきりしてくる。桧林に変わった辺りで細い竹森川を渡り、平沢集落へと向かう。また川沿いにざぜん草公園・船宮神社に行ける。
下りの風景 下りの風景 竹森川手前の標識


 竹森川を越え、民家脇を過ぎれば林道に出る。左折すれば林道の上条平沢線の入口に出て、一般道を左に行けば玉宮バス停(終点・始発)に着く。塩山駅行きは1日3本で12時35分を逃すと18時45分までない。タクシー運転手さんの話では、以前は玉宮ではなく平沢と呼んでいたとのことだが、真偽のほどは分からない。
林道合流点 林道 上条平沢線入口 玉宮バス停


公園入口 9:35(0.32)10:08 尾根分岐 10:08(0.12)10:20 山頂 10:33(0.07)10:40 尾根分岐 10:40(0.29)11:09 996mピーク 10:40(0.19)11:28 平沢分岐 10:50(0.20)12:10 玉宮バス停

  
2.塩ノ山(552.7m) 四等三角点

 塩山駅北口から北西に位置する塩山温泉に行くのだが、小倉山から塩山駅行きのバスに乗ったため、塩山温泉入口バス停で降車。バス通りから横道に入いると、下りになっており[袖切坂]と標識がある。この坂で転んだ者は着物の片袖を切って地蔵に供え、坂で命を落とした旅人の霊を慰めたことからこの名がついたという。旅館街を通り抜けると、旅館と民家の間に遊歩道入口標識があり、正面に階段が見える。
バス停近くの袖切坂 温泉旅館街 旅館と民家の間を


 階段の上からは遊歩道らしい雰囲気になり、ほぼ水平に西に向かっている。左後方には旅館街などが良く見える。5分程度で分岐になり、山頂は右に折れ登りになる。直進すれば向嶽寺まで6分の案内がある。向嶽寺は庭園で有名らしい。
階段を登った先 遊歩道の雰囲気 振り返っての温泉街


 ほぼ直線の道が緩やかに登れば、正面に東屋が見え、第一休憩所へ着く。ここで左に折れる。先には左の急斜面対策で手摺りが付けられている。
第一休憩所 崖横は柵を設ける 第二休憩所手前の風景


 再度道が右に折れた上に第二休憩所の東屋があり、過ぎるとやや下り気味になる。先で左に折れると整備された石段になり、山頂へは幾分きつい登りになる。
第二休憩所 やや下ります 整備された石段


 登りきれば中央に東屋がある山頂に着く。南は高い木がなく見晴らしが良い。塩山・勝沼・御坂山稜・奥に富士山と一望出来る。数人の散策者は北側に下って行く。案内板には向嶽寺の更に西に下れると載っている。時間の制約があり往路を戻る。
山頂を南から 富士山 見えないが中央に富士山


 山頂から数メートルの場所に新しそうな三角点が埋まっている。552.7mとあるが、東屋の西辺りが一番高く、1m以上は高そうだ。下りで眺める風景も素晴らしい。
遊歩道脇の三角点 下りでの風景 下りでの風景


 遊歩道入口にから市街地を抜け、中央線沿い出て左折し駅に向かう。
目の前に温泉旅館 塩山駅北口 ホームから塩ノ山


塩山温泉入口バス停 12:55(0.14)13:09 第一休憩所 13:09(0.09)13:18 第二休憩所 13:18(0.11)13:29 山頂 13:56(0.07)14:03 第二休憩所 14:03(0.06)14:09 第一休憩所 14:09(0.19)14:18 温泉旅館前 14:18(0.14)14:32 塩山駅

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