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百蔵山(1003.4m) 三等三角点 大月市
平成29年(2017)7月20日 晴れ

 猿橋駅北口を出て甲州街道を右折、先の信号を左折し笹子川を渡り、中央高速の下を通り葛野川を渡る。県道505号を右折し中央高速手前を左折し総合グランド方面に道なりに行く。この辺りから勾配が増してくる。道の両側に駐車場のある大月総合グランドが現れる。コースタイムで30分だが6分程越えている。正面に百蔵山が見えている。日陰のないアスファルト道を130m差を歩くが、大量の汗をかき疲労が増す。
高速下から百蔵山を望む 途中の春日神社 総合グランド駐車場辺り


 休憩し先でY字路になるので左に向かう。更にY字路になり、右に入り浄水場方面に進むと150メートル強で分岐になり、両方とも百蔵山と標識がある。直進は百蔵浄水場へ、左は美術館・大山祇神社寄りの登山道となっている。ここの坂道から雪の消えた富士山の頭が霞んで見えた。左へと入る。
登山口バス停、Y字路左へ 右の広い道へ 右手は浄水場経由百蔵山


 道は狭いがかなり上まで民家が続く。民家で育てた花の種子が飛んだのか、自生しているものかは分からないが道端に数種咲いている。グランドからも暑く汗が噴き出し、民家の生け垣の木陰で立ち止まる回数が多くなる。
道ばたに 道ばたに 大月の花 ヤマユリ


 民家が終わった先に白っぽい建物が見え、右に寺の門に似たものがある。美術館の敷地と地図にあり、門の前には狛犬が両側で守っている。少し手前の敷地南にも門と狛犬があるらしい。ここまでグランドから150mを登ってきた。この先がやっと山道らしくなり、木が多く陽射しを遮ってくれる。やや先に水道施設があり、中央を直進する。右にも階段があり、数メートル上がれば百蔵浄水場・大山祇神社経由の道が来ている。
美術館手前の風景 正面が登山道に 奥に水道設備


 水道施設から直ぐに百蔵浄水場・大山祇神社経由の道が合流してくる。周囲は杉林だが暗さはない。左手の沢の源頭部から左の尾根側に変わるとやや急になる。木々の葉が生い茂る中の急坂だが、ジグザグに道が付けられている。
右から神社経由の道が合流 合流点の標識 合流先の植林地風景


 前方が急に明るくなると、松の生えたベンチの設けられた見晴しの良い場所に出る。鳥沢方向から、九鬼山、高川山方角まで見渡せる。富士山は最早見えなかった。ここから再度樹林に入る。
途中の風景 見晴場所 見晴場所から樹林帯に


 見晴場所から松が目立ち始める。20分少々すると尾根(葛野集落分岐)に出る。山頂まで約100m登るが500メートルはあるので急坂ではない。下の見晴場所から気が付いたが、松が多く、大きな木はほぼ松であった。尾根歩きは松並木を歩いているようだ。
尾根に出た場所 尾根に出た場所の標識 山頂に向かう尾根の風景


 松がなくなり広葉樹と、空が広く見え出すと山頂に着く。かなり時間を要してしまった。桜が多く植えられていて、時季には見応えがあるらしい。[秀麗富岳一二景・七番]標識前で三人グループが写真を撮っていたが、富士山は隠れてしまっており残念がっていた。展望は下の見晴し良い所と大差ない。また権現山側は全く望めない。社があったのか、百蔵大明神遺跡の碑が建っている。初めは百蔵山春日大明神として1200年前に山頂に鎮座、500年後に火事で焼失し、670前に現在地に遷座したらしい。浄水場経由で来た男性は、アスファルト歩きがいやでバスで登山口まで来たとのこと。登山口まで30分程度だが、バス利用が良かった。15〜20分程度では回復しそうになく、40分も山頂に留まってしまう。
登ってきた側からの山頂 山頂標識を入れて南西を 百蔵大明神遺跡の碑

南東側の眺め やや右に富士山 東下山口


 山頂を東に行くとほぼ水平で直ぐに分岐に着く。北東に下り849mピーク(コタラ山と記載)に向かう道と、百蔵浄水場へ下る道が分岐する。標識に[コタラ山20分・扇山2時間]とある。扇山経由で犬目にと計画していたため、先ずコタラ山へ向かう。ここから一気に標高を下げて行く。3月頃とは違い葉が茂り樹間から扇山が僅かに見える程度。自然林から少しずつ杉・檜が増え出す。下りきると緩やかになり杉・檜の中を行く。途中狭い尾根が現れる。
扇山と百蔵浄水場との分岐 途中で見える扇山 意外に狭い尾根も


 山頂から25分経った頃に、コタラ山らしきピークの東斜面を巻いて進む。巻き道が終われば下りになり宮谷分岐に着く。正面はやや登り気味に扇山へ。宮谷分岐までは3月に扇山から歩いている。ここは 780m程の標高、818m(カンバノ頭)までは良いが、更に扇山は300mを登り返す。結局今回も途中で、この宮谷分岐から下ることにした。
左上が818mのコタラ山か? 東向きに道が変わった下り 宮谷分岐、右奥は宮谷地区へ


 3月の扇山下山と同じ道だが、しばらく見えていた百蔵山は茂った葉で微かに分かる程度だ。林道終点(始点)を過ぎ、分岐から約33分で水道施設を通過する。
宮谷分岐から下る巻き道 緑が濃く百蔵山が見づらい 途中にある水道施設


 下に建物が見え出すと大きくカーブし、建物の横を通る。前回も犬が吠えだした事を思い出す。犬は小屋(かなり大きい)中で見えないが、声からして2〜3頭ではない。橋を渡り僅かな登り途中に、[白山遺跡]とある標識があり、前も気に掛かっていた。道路から右斜面を登って行くと、復元された竪穴式住居が建っている小さな公園風である。案内には縄文中期後半(3700年前)と載っている。
中央に橋、左手に犬小屋 白山遺跡に登る入口風景 復元された竪穴式住居


 宮谷地区を通り抜け、高速道路を潜り国道20号交差点に着く。前回は20号(甲州街道)に出て猿橋経由で猿橋駅に戻ったが、今回は猿橋駅より若干時間を要するが鳥沢駅に向かう。日陰のない国道は暑く緩やかな登りが二ヶ所あり、猿橋駅へ行った方が良かった。最後の登りが終わり、道が左へ曲がった先は直線になり上鳥沢宿跡に入る。宿場跡らしい雰囲気の建家が意外に目立つ。しばらくすれば右奥に鳥沢駅が見えてくる。
集落の一風景 甲州街道に出る 鳥沢駅前の信号風景


*山頂までは、これ以上時間のかかりようがないペースです。
猿橋駅 8:00(0.35)8:35 総合グランドバス停 8:44(0.08)8:52 浄水場分岐 8:52(0.22)9:14 美術館前 9:35(0.53)10:28 見晴場所 10:28(0.22)10:50 尾根(葛野集落分岐) 10:50(0.26)11:16 百蔵山頂 12:00(0.36)12:36 宮谷分岐 12:52(0.17)13:09 林道出会 13:09(0.16)13:25 水道施設 13:25(0.00)13:42 白山遺跡 13:50(0.21)14:11 国道20号 14:11(0.29)14:40 鳥沢駅

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