城山(勝山城址)(571.3m) 三角点判読出来ず 都留市
平成29年(2017)11月30日 曇
谷村町駅を出て線路沿いを右に進む。駅ホームからも城山が見えている。先の踏切を渡り、川棚地区へ向かう。駅からも富士山が見えるらしいのだが、今日は全く見えない。
  
踏切を過ぎると道は桂川に向かって下って行く。桂川には小さな吊り橋が架かっている。緩やかに登り返した先の分岐を直進する。ここまで6分ほどで着く。唯一標識がある場所でもある。
  
道なりに行けば民家前を通り、先にトイレのある駐車スペースが見える。その先に登山口があり、良く整備された道が続いている。直ぐに内堀跡を通過する。奥の窪みが堀跡と思えばそう見える跡だ。
  
斜面を回り込むように登れば見晴の良い尾根に出る。川棚見張台と石標がある。先端からは谷村町駅が眺められる。登るに連れて整備の為か木々が極端に少なくなり、段差のある山城の雰囲気を楽しめる。特に三の丸下からが良い。
  
左手に三の丸を眺め、右手に帯郭の石標がある。ここからも谷村の市街地がよく眺められる。山頂(本丸)への遊歩道があるのだが、上の法面を修復中で通れず東に進み回り込んで本丸へ行く。東斜面からは硝煙蔵跡地の郭が見える。
  
山頂部の本丸は三の丸の見た目で数倍する平坦地で、端に家康を祀る東照宮が建っている。東照宮左がやや高く三角点が置かれている。北尾根に向かう場所にはトイレが隠れるようにある。行かなかったが北尾根の端には大沢見張台跡があり、説明では確認されてないが、幕府御用の茶壺蔵があったとされる。
  
本丸から東に下れば数段の郭があり硝煙蔵跡に着く。更に尾根を下れば源生見張台があるとのこと。本丸南端からは遊歩道が下っているが、工事中で下れない。下には二の丸・三の丸が眺められる。三の丸まで戻り、通行止めの遊歩道に入ってみた。関係者に出会うと、手を止めて通過させてくれた。二の丸の一角の写真を撮る。
  
更にその上、本丸のやや手前に石垣が現れる。説明では織豊時代のものらしい。帰路は同じ道を戻る。桂川の紅葉に陽が射せば、なお綺麗に見えるのだが。
  
谷村城が城山の対岸にあり、説明板に依れば城山は戦時に詰める城だったらしく、桂川に内橋が架かっていたらしい。谷村城の遺構はないようで、小学校の片隅に谷村城跡の標柱があるのみ。江戸時代前期に水不足を解消するために設けた水路が、家中川として残っている。天領になってからの陣屋跡が近くにある。駅の近くに城南公園があり、松尾芭蕉の句碑が建っている。
小学校に建つ谷村城跡の碑 |
家中川の一部、脇にある石標 |
城南公園にある芭蕉の句碑 |
  
谷村町駅 10:00(0.08)10:08 登口 10:08(0.14)10:22 山頂 11:00(0.10)11:10 登口 11:10(0.08)11:18
谷村町駅
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