大蔵経寺山(715.5m) 二等三角点 甲府市/笛吹市
平成30年(2018)12月26日 晴/曇 参考地形図 石和
石和温泉駅から山名の由来になった大蔵経寺へ向かう。案内は南口からだが、北口から雁坂みち(国道140号)の信号を渡り、左折しガソリンスタンドとパチンコ店の間を入る。突き当たりの左に林道が上に向かっている。前面は墓地になっており、正面奥に物部神社鳥居が、右奥には大蔵経寺の建物が見える。
北口前から |
GSとP店の間を進む |
物部神社鳥居下から |
  
墓地の間を抜け階段を登れば物部神社の拝殿が建っている。神社の裏手に回り込んで行けば、林道に合流する。左下には登山者用駐車場が設けられている。神社から4分で害獣除けゲートに着く。
神社裏手から神社 |
神社裏から林道に出る |
害獣除けのゲート |
  
ゲートを開けて進む。長い直線の簡易舗装された道が続く。数回折返し高度を上げれば第一展望台に着くが、標識はなく、ベンチが設けられている。確かに展望は良く石和市街地から御坂方面、奥にはやや霞むが富士山も眺められる。ただ逆光になってしまい風景をうまく撮れない。
  
更に進めば、斜面を補修した落石防止壁の横に着く。そこそこ見晴らしが良いので、第二展望台かと思ったが違うようだ。この辺りから遊歩道に岩が目立つようになり、長い直線の折返しではなく、登山道らしく斜面を小刻みに登って行く。岩の多い眺めの良い場所に着くが、落石防止壁の上部らしくこちらが第二展望台なのかも知れない。
  
第二展望台を過ぎても岩が多く続き、やや少なくなった辺りは桧の植林地が現れる。前方に注連縄を張った二つの大きな岩が見え出す。裏に回れば岩の間に小さな祠がある。
  
周囲の葉が落ち明るい尾根歩きが出来る。殆ど岩の無い場所から岩が目立つ場所と変わる。緩く登れば広い山頂に出る。山頂手前に[大堺]と彫られた石が出てくる。何の堺を表すのか不明だが、資料によれば麓から中腹には多くの積石古墳があり、石が集中している所は古墳なのかも知れない。
祠先の風景 |
やや登りの場所 |
三角点手前の堺石(大堺) |
  
広い平坦な山頂は中央に三角点、山梨百名山の標識がある。三角点の後方の植林地の樹間からやや周囲の山並みが見える程度。
  
岩堂峠方面に寄った場所に[堺]と彫られた石があるが、[大堺]石と関連があるようだが分からず。[堺]石の先が三角点(715.5m)より数メートルは高く思え、本来の山頂らしく思える。落葉しているが周囲の眺めは良くない。下山は往路ではなく、山神宮経由で駅に戻ることにし、数分探して山神宮への標識を見つける。
三角点先の堺石(堺) |
三角点先の高い場所 |
山頂の山神宮標識 |
  
落葉が多く踏み跡は全く分からず、南の尾根を下れば良いのだが尾根が広く判断しづらい。ただ所々の赤テープを頼りに下れる。しばらくして岩の露出した場所を下るようになり、岩と岩の間は落葉で埋められており非常に歩きづらい。こちらの案内板には途中の広範囲に積石塚古墳群と載っていたが、足元ばかり見て下ってしまった。後で思えば石が多く散乱している場所が古墳なのか。
  
50分近く下れば右下に山神宮の赤茶色の屋根が見え出す。山神宮横に下り立てば、赤茶色の屋根は本殿、その前に拝殿が建っている。拝殿の前は幅が狭く、2メートル程度に思えた。拝殿の前には石段が南に下っている。石段を下り国道140号線に出ても良かったが、北の遊歩道に進み、往路で通過した分岐点に出る。
下に山神宮が見える |
中央から下ってくる |
往路に通った分岐 |
  
再度ゲートを通り、物部神社入り口を過ぎ、パチンコ店後ろから大蔵経寺の仁王門(?)に行く。多くの文化財があるらしいが、今回は拝観せず駅に向かう。
  
石和温泉駅北口10:27(0.09)10:36 物部神社 10:36(0.04)10:40 ゲート 10:40(0.20)11:00 第一展望場所
11:03(0.20)11:23 斜面補修横 11:23(0.09)11:32 岩の多い見晴し 11:40(0.26)12:06 山頂 12:40(0.47)13:27
山神宮 13:37(0.04)13:41 山神宮分岐 13:41(0.11)13:52 ゲート 13:52(0.04)13:56 大蔵経寺 13:56(0.06)14:02
石和温泉駅北口
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