トップへ戻る | 一覧へ戻る |
高尾山(599.2 m) 二等三角点 東京都八王子市 平成20年(2008)9月6日(土) 曇/晴 高尾山は仕事で20〜30回は来ていたが、30数年ぶりと言うより、遊びでは初めてな場所であった。国道20号、ケーブルカー駅周辺、途中の景色など全く思い出せなかった。JR横浜線で八王子駅まで行ったのだが、橋本より先には乗ったことがなかった。JR高尾駅から京王線に乗り換え、高尾山口駅まで。高尾駅のホームから見る周囲の山並み大手会社工場など、車で走っていた当時を思い出す。 京王線高尾山口駅を出て右方向に行き、土産物屋が立ち並んだ通り奥がケーブルカー乗り場の清滝駅とある。駅手前の右手に進む道が一般的な登り口だが、上に荷物を運ぶ車輌も通る。案内では1号路と書いてある。私もこの道をライトバン車で何回となく、薬王院経由で山頂まで走っている。既に時刻は12時少し前。時間短縮と楽をするため下りを歩くことにして、往きはリフトで行くこととした。リフト乗り場はケーブルカー駅の右上にあって、階段を登らなければならない。リフト側は山麓駅と言う、終点は山上駅。ケーブルカーは清滝駅、終点は高尾山駅となる。片道切符470円を購入し、リフト乗り場へ。ケーブルカーの混み具合と比べ利用者はまばら。途中、柱番号22(?)付近でカメラを構えたお兄ちゃんが撮影している。記念撮影であって、山上駅に着く前に写真が出来上がる仕掛けだ。駅舎を出た正面で、言えば写真を売ってくれる。買わなかったので値段は分からない。 ![]() ![]() ![]() わずかで高尾山駅前に着く。ここからの眺めは良いのだが、雲が多く遠くは更に霞んでいる。駅脇には店があり、妻は味噌団子を買っていた。「味噌にクルミが入って、テレビでやってた味噌団子を食べるのが、今日の目的」と、言っていた。奥の駅舎前からは中央道と圏央道分岐点、八王子ジャンクションがよく眺められる。一息入れて出発。すぐに十一丁目茶屋、隣の高尾山さる園、先のカーブの所に蛸杉と言う大きな杉、浄心門(ここからが聖域らしい)、門の手間へ右手は4号路の道が下っている。門の先は二股に分かれ、左側は108段の階段で男坂。右手はほぼ平らな道で女坂。普通男坂からだねと言うと、妻は迷わず女坂の方へ進んでしまった。道の右手には寄進者名を記した板がずらっと続く。天狗の腰掛杉の先に売店がある。昔とやや建物の雰囲気が違うが、このお店にも何度となく寄っていた。 ![]() ![]() ![]() 店の正面が四天王門とあって、名の通り四天王像が安置されている。階段を登って紅色の鮮やかな仁王門を潜ると本堂、本堂横の階段を登ると鮮やかな彩色飯綱権現堂、本堂・権現堂ともに賽銭をあげてお詣り。本堂は明治30年代、権現堂は江戸時代後期の再建とあり、特に権現堂は平成10年改修と載っている。権現堂右横を通りぬけ階段を上がると、小振りな奥の院不動堂、この辺りの道は夜間通行止めらしく、注意書きとともに門扉がある。舗装さてない緑の木々の下を行くと、四天王門を通らない道が合流する。まもなく山頂である。 ![]() ![]() ![]() 広い山頂部はハイカーでごった返している。記憶を思い起こすと、山頂の印象は広い場所の片隅に売店があっただけと記憶している。店名は「見晴亭」と思っていたが、「大見晴亭」と看板が掛かっていた。手前の一段下、先のビジターセンター横の売店が当時あったかは定かでないが、なかったように記憶している。当然ビジターセンターはなかった。売店前には二等三角点の摩耗を避けるように、コンクリート・石で囲っている。山頂へ着く前から晴れだして日陰を探すが、周囲の木陰は先客に取られている。展望場所の一段下と右のやや下がった場所は木陰でベンチがあり休憩によいが、こちらも埋まっている。ハイカーの話し声を耳にすると、顔は我々と変わらないが意外に中国語・韓国語が飛び交っているのに驚いた。ビジターセンターをざっと見学し、山頂を後にする。 ![]() ![]() ![]() 帰路は山頂部を出たところから左に下っている4号路を歩くことにした。案内に落葉樹が多く明るい雰囲気のコースと載っている。周囲の展望はないが、主コースの1号路とは違い人が殆どいなく、静かな散策コースとなっている。足下も土で歩きやすい。1号路が薬王院を通る尾根筋だとしたら、こちらは尾根直下を巻いている。途中に高尾山唯一の吊り橋が現れる。山中の歩行用吊り橋としては小さいが揺れない。浄心門脇に合流する。高尾山駅脇の売店で遅い昼食となった。往きと同じく、味噌団子・普通の田楽・蕎麦を買って休憩。 ![]() ![]() ![]() ![]() 下では土産物屋を覗きながら駅まで。妻は手頃な歩きと感じたらしく、秋にも来るつもりらしい。 |
一覧へ戻る |