柴又帝釈天・矢切の渡し・堀切菖蒲園・向島百花園 葛飾区/墨田区
令和元年(2019)6月19日 晴 参考地形図 東京首都・松戸・船橋
柴又駅の改札を抜けると正面に[寅さん像]、その先に[さくら像]があり、観光客は殆ど前に立ち撮影している。寅さんが振り向いた先にさくらがおり、さくらが見送っている場面を表現しているとある。駅前のアーチから始まり、帝釈天まで3つのアーチが建っている。
昔の門前町の雰囲気が漂う商店街を行けば、寅さん映画のモデルになった「とらや」さんがあったり、江戸時代から続く川魚料理店などが軒を連ねる。
突き当たりに二天門が建ち、潜った左に手水舎、正面に帝釈堂、右に渡り廊下で繋がった本堂が目に入る。帝釈堂は上がってお参りが出来て、右手奥に行けば400円で堂の横・後ろの彫刻と庭園(邃渓園/すいけいえん)を拝観できる。
  
  
  
  
帝釈天を出て右に行き、境内の後ろに向かえば江戸川の土手にでる。金町浄水場裏の信号から上れば、広い河川敷の先に江戸川が見える。川に向かって行けば正面に「矢切の渡し」の桟橋、右斜めに松戸側の桟橋が見える。今でも渡しを行っているが、立て札では休みがある。河川敷には狭いながらも菖蒲が植わっている。参道に戻り、天丼で有名な店に入り昼食を済ませる。参道は来るときの数倍の観光客がいる。京成高砂駅から京成本線に乗り京成菖蒲園駅に向かう。
  
矢切の渡しの桟橋 |
奥中央が松戸側桟橋 |
堀切菖蒲園駅 |
  
駅からは幾つもの案内があり迷う事はない。菖蒲園の周囲は住宅地で、川沿いには高速道路が高く通っている。入園は無料。約200種・6000株の花菖蒲があり、植えるのにも株の高低・色を考慮しているらしい。
  
  
菖蒲園駅に戻らず荒川沿いを北上し、堀切橋を渡り東武線の堀切駅に向かう。菖蒲園から南に行き綾瀬川水門の上を渡る。先には幅の広い荒川が見える。河川敷は堀切水辺公園とあり、少ないながら花が植えられている。土手・河川敷からはスカイツリーが眺められる。堀切橋を渡り土手上の道路を左折すれば、先の右下に堀切駅がある。
  
  
東向島駅から案内に従って、明治通りの向島百花園入口の交差点を過ぎ、やや細追い道を奥に進む。右手には鬱蒼とした木々が目立ち、先に児童公園がある。公園奥が入口で150円(65歳以上は半額)の入園料を払う。最初の門には蜀山人(大田南畝)の書で花屋敷と扁額が懸かっている。左右の柱には詩人、大窪詩仏の書いた[春夏秋冬花不断・東西南北客争来]とある。
昔に「新梅屋敷」と呼ばれたように梅が多いが、四季折々の草木が植えられ幾種類かが開花していたが、詳しくないため分からず。しかし株元には名称が付けられている。池に映るスカイツリーを思わず撮ってしまうが、池の周囲も趣がある。竹で編んだトンネル30mに萩を沿わせた「萩のトンネル」が名物とも。また30近い碑が建てられている。
  
  
  
  
百花園を隅田川方面に向かえば、墨堤通りに出る。百花園からはやや高く、隅田川の自然堤防だったらしく、江戸時代に桜を植えたのはこの土手だったのか?。きびだんご専門店の吉備子屋さんで、きびだんごを食べ京成曳舟駅から帰路につく。隅田川沿いを南に下れば、桜餅で有名な長命寺、その先に三囲神社(みめぐり)がある。
  
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