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小塩山(642m)
平成26年(2014)4月7日(月)  「大原野神社勝持寺(花の寺)正法寺」のページへ

 小塩山には淳和天皇陵がある。周辺にカタクリの保護地があり、花を見に多くのハイカーが訪れるらしい。久しぶりに家内と、大原野神社勝持寺(花の寺)を観て、小塩山へ登り、カタクリの花を見に行く予定で訪れた。阪急の東向日駅前からバスに乗り、終点の南春日まで行く。バス亭から大原野神社鳥居前まで6〜7分程度。神社鳥居の反対側には正法寺がある。

 色々と情報を仕入れた中に、花の寺から川を挟んだ南の天皇陵道を行かず、山道で登るコースが載っていた。花の寺からのバス通りまで出ず、多少山道気分を味わえると思った。この時点では天皇陵道は舗装され、上まで行っている道だと思い込んでいた。勝持寺(花の寺)霊園の脇から細い道を下り、田畑の中を通り抜けると、正面に高速道が見え出す。道は高速手前で右折し、高架下の道路に出る。右折し緩やかに登って行けば、民家が終わり、前方は山、周囲は田畑になる。山際には獣除け柵があり、上部の鉄線には電気が流れていると記されている。柵の扉から植林された中の山道になる。初めは踏み跡があるが、徐々に薄くなってくる。微かな痕跡を辿ると、方向が変わったりと、右往左往してしまう。途中から上に車道のガードレールが見え、そこへ向かって登り詰める。花の寺から50分も掛かって車道に出た。後で情報を良く検討すれば、柵を越えたら直進せず、柵沿いに左に行けば良かったらしい。直進するなら間引き・枝などで歩きづらいが、左手の尾根を直登すれば行けそうだ。上で会った男性二人も二回挑戦したが諦めたとのこと。
獣除け柵の扉 植林された急斜面 林道を望む


 車道を少し行けば左に入る山道があり、小塩山と標識が掛かっている。しっかりとした山道を登ると車道に出るが、ここも左の山道に入り登る。ここからは桂?方面の市街地が眺められる。3つ目の車道は横切る。やや抉れた道を行くとカタクリ保護地が右手に、先にはアンテナ塔が見え出す。更に柵沿いに進めば4つ目の車道に飛び出る。ここからは車道を歩く。少し先のアンテナ塔脇に天皇陵道の下り分岐が現れる。更に先の正面に天皇陵の参道が、右先の道の左にもアンテナ塔、先にはカタクリ保護地がある。参道から鬱蒼とした林の奥に天皇陵がある。天皇陵の背後が地形図の山頂で標高が載っている。右の高みにもNHKとFM京都のアンテナがあり、ここを山頂とした個人の標識が掛けられている。道路地図ではこちらが山頂となっているものがある。ちなみに天皇陵脇から行けるようだったが、陵墓と言うこともあり、また立ち入り禁止(宮内庁)看板があるので遠慮した。
車道から山道へ 山道の様子 唯一市街地が眺められる

左は参道、右はカタクリ保護地へ 淳和天皇陵 天皇陵の反対の高み


 保護地のカタクリは多く咲いてはいたが、まだ群生とまでは言えない。帰路は天皇陵道から下山する。天皇陵道は普通の山道だ。下で思った舗装道路とは違った。すぐ車道に出るが、右斜めの道に入る。二つ目、三つ目と道路を横切る。意外と深く抉れた山道だ。植林ヒノキに自然林が少し混じる林の中を下り、やや平坦になって、上から歩くこと30分強で金蔵寺分岐に出る。
天皇陵道、すぐの車道 檜の植林帯と天皇陵道 金蔵寺分岐点


 緑・茶の中に赤い藪椿の花が彩りを添える。柵が現れると下に屋根が見え出す。下った所に愛宕権現堂が建っている。山側には「小塩山・淳和天皇陵40分」の標識あり。下に金蔵寺本堂、更に階段を下った先に山門がある。
愛宕権現堂、左から来る 金蔵寺本堂 金蔵寺 山門(仁王門)


 金蔵寺山門(仁王門)下の道路は歩かず、花の寺標識に従い左へ参道らしき道を下る。道路に出た場所に、元愛宕大権現の石柱があるので、金蔵寺の参道かと思える。道路を横切りば、良く整備された低い階段状の道が続く。不動(名を忘れた)堂横に出て、車道を通らず、直進して山道に進む。しばらくして福来寺下の道路に出る。出口には西岩倉山金蔵寺と刻まれた石柱が建っている。金蔵寺から車道を歩かず、出ては山道を繰り返し、福来寺まで時間短縮をしている。
山門前、左に下る 不動堂 福来寺下の車道合流場所


 道路が左に急カーブした先の花の寺の標識に従って歩く。ここからは民家が続く集落である。20数分歩いた頃に高速道路に下に着く。地図では側道を左に行き、正法寺に向かえば近そうだが、工事で通行止めのため、高速を潜り回り込んで、正法寺ノ池に着く。境内には多くないが、桜もあって観光客が少なからず愛でている。
福来寺前の道路、階段を下る 途中からの田園風景 正法寺の池(桜は寺庭園内)


 余談です。焙烙焼で有名な「ぶへい」で食事をして帰る予定だが、お店が見当たらない。正法寺から左折し、有料駐車場・花の寺参道を過ぎた先にあるはずが、分からない。行き来するうち、駐車場の傍らに何気なく移転の看板があり、大原野から長岡京市に移っていた。家内は電話をし、場所を聞いてはいたが周辺は不案内で、結局途中の右京の里バス亭まで迎えに来てくれることになった。家内の食べ物に対する執念は凄い。時間調整のため、前の「おやき」と書かれた赤い幟の茶店風お店で、餅とコーヒーで休憩し、バス亭まで8分ほど掛けて向かった。
休憩したお店 南春日バス亭 焙烙焼き


花の寺 10:48(0.50)11:38 車道 11:38(0.20)11:58 再度車道 11:58(0.35)12:33 三度目車道 12:33(0.21)12:54 小塩山 13:39(0.04)13:43 天皇陵道入口 13:43(0.23)14:06 金蔵寺分岐 14:06(0.16)14:22 金蔵寺 14:44(0.16)15:00 車道(福来寺) 15:00(0.31)15:31 正法寺ノ池


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