弥山(535m) 二等三角点(529.8m)
平成25年(2013)11月29日(金) 参考地図 厳島
フェリーで宮島に向かう途中で海中に浮かぶ鳥居が眺められる。ただ逆光で鳥居が映えない。厳島神社を大勢の観光客にも揉まれながら参詣し、あっという間に出口に着いてしまった。
フェリーから逆光での鳥居 |
参道途中から |
水が引いている |
  
  
厳島神社拝観だけでは少々物足りず、弥山まで行くことにした。登山道として3コース紹介されているが、歩いて登るには時間がなく、往復ともロープウェイ利用の省エネハイキングとなった。神社の拝観出口から土産物店が並ぶ柳小路を通り、ロープウェイ乗り場へ向かう。小路左奥からは紅葉谷公園になっている。小路奥からは紅葉谷公園内を通るが、紅葉は6、7割方終わっている。
ロープウェイに向かう |
残っているモミジ |
残っているモミジ |
  
ロープウェイ駅(紅葉谷駅)近くの店(もみじ茶屋)周辺と少し奥にある橋(奥紅葉谷橋)周辺が観られる位だった。ロープウェイ料金は往復で1800円、途中で一度乗り換える。ほぼ1分間隔で出るロープウェイ(8人乗り)に乗り、約10分かけ途中の駅(榧谷駅)まで行く。そこで15分間隔のロープウェイ(30人乗り)に乗り換え、終点の獅子岩駅に約4分で着く。
  
駅の左手に獅子岩展望台があり、瀬戸内海に浮かぶ島々が眼下に見渡せる。ただ今日は時々日が射すことはあるが、雲が多く、雪(風花)が舞ったりする天気だった。
獅子岩駅前から眺める弥山 |
手前から展望台 |
獅子岩展望台からの瀬戸内 |
  
獅子岩駅からは一度鞍部まで下り登り返す。道は茶色に舗装整備され、石段もあるものの非常に歩きやすい。途中では獅子岩駅、瀬戸内海と眺められる場所も現れる。左手の小さなお堂(閼伽井堂:アカイドウ)を過ぎ、まもなく弥山本堂のある平坦地に着く。
良く整備された道 |
途中で見える獅子岩駅方面 |
弥山本堂 |
  
弥山本堂と向き合って霊火堂が建っている。霊火堂の火は1200年燃え続けているのだそうである。山頂へは霊火堂の左右どちらからでも行けるが、殆どの人は右から向かう。すぐにお堂(三鬼堂)がある。
  
さらに観音堂と文殊堂が並ぶ場所を通過する。先には巨石が立ちふさがるように見える。岩をすり抜けるように進めば、大きな岩と岩の空間に不動尊が祀られた不動岩があり、目の前には巨石の下を通る、くぐり岩がある。通り抜けるとすぐに山頂に出る。
観音堂と文殊堂(奥) |
途中で獅子岩駅が見える |
くぐり岩 |
  
目に飛び込んでくるのは北端の弥山展望台で、工事中で行くことは出来ない。確か看板表示は今日まで工事と記されていたようだ。360度の展望と案内書に載っているが、潜り抜けてきた側に巨石は多く、岩に登れば望めるかも知れない。しかしほぼ360度と言える展望はすばらしい。晴れていれば尚よかったのだが。獅子岩駅から30分で山頂に来られるだけに、老若男女が居り、中にはスーツ姿が数人見受けられる。
展望台と三角点(中央) |
山頂にある巨石群 |
岩越しに瀬戸内海を |
  
下りは山頂に出た場所よりやや左から石段を下る。弥山本堂までを弥山めぐりと言うらしい。すぐに干満岩が現れる。巨石に小さな穴があり、潮の干満で水位がかわると言う。さらに行くと大日堂の脇に出る。傍らには鹿が休んでいる。大日堂前の石階を下がり、先の石段を登れば霊火堂脇に出てくる。獅子岩駅までは往路を戻る。
  
獅子岩駅 11:08(0.16)11:24 弥山本堂 11:28(0.07)11:35 山頂 11:41(0.06)11:47 弥山本堂11:47(0.15)12:02
獅子岩駅
帰路では厳島神社前の潮はさらに引いて、大鳥居まで歩いて行ける。観たかったのは満潮時の鳥居・建物群だったが、自然相手では仕方がない。折角なので浜に降りて鳥居に触れてみた。下から見上げると、その大きさに圧倒される。
引き潮が最大の鳥居 |
干潮時の鳥居の下部分拡大 |
鳥居から社殿を眺める |
  
表参道商店街(清盛通り)を通り、店頭、大きな杓子などを眺め、商店街(参道)を先へ。フェリー乗り場手前まで来ると、山際に要害山と小さな案内がある。
  
少し時間があったので登ってみる。ここは宮尾城址で厳島合戦の一戦場跡と記憶している。石段を登り、平坦になった道を行くと、左の高見に東屋風の休憩時が建っている。地形図に標高(27.1m)が記されている地点らしい。先の一段低い場所の中間に小さな社(今伊勢神社と後日分かった)が建っている。城址と思わせる遺構は私には分からないが、大鳥居周辺は良く見渡せる。
本郭にある東屋 |
一段下がった場所にある神社 |
神社側の眺め |
  
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