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南郷山(610.9 m)・幕山(626m) 平成19年(2007)2月24日(土) 晴/曇 参考地形図 箱根・熱海 2週間前の小田原曾我梅林に引き続き、湯河原梅林を観に出かけた。妻の温泉に入りたいとの意向を汲んで、贅沢にも一泊のハイキングとなった。初日は南郷山から幕山経由して梅林を観るコースを予定する。家を7時半に出て湯河原駅に9時10分頃到着。9時頃の時間帯だが、すでに駅前はザックを持った観光客で混雑している。梅林のある幕山公園行きは臨時バスが出ているのか、頻繁に発着している。私たちは南郷山経由のため、鍛冶屋行きのバスに乗って終点の五郎神社前(終点が鍛冶屋)で下車。20人位のハイカーが降りたった。こちらは臨時バスの運行はないように思えた。 賽銭をあげて、神社左横の道路を案内に沿って歩き始める。客を乗せたタクシーが何台も通過してゆく。後で分かったことだが、何故タクシーがバス通りをゆかず、上の道を走るのか不思議だった。幕山公園内にタクシー専門乗場が設けてあり、バス通りは走れないらしい。 南郷山は住宅地脇から右折しやや狭い道を登ってゆく。しばらくはみかん畑が左右に続き、振り返れば所々で海が眺められる。遠く日が射している場所もあるのだが、雲が多くなり始めてきた。 ![]() ![]() ![]() 簡易舗装した道路がしばらく続く。道が細くなり山道らしくなるが、相変わらず下はアスファルト舗装したところだ。この辺りから湯河原カントリークラブのフェンス沿いを歩くようになる。右に広いゴルフ場を眺めつつ、脇を緩やかに登ってゆく。ゴルフ場境界の工事中なのか電気柵を設置してあり、高さは腰の高さほどに3本の線が張ってある。長さ(距離)は気にしていなかったが、数百bでは全く足りない。何の為の電気柵なのか分からない。電気柵あたりでやっと山の中の道らしくなる。一度林道(白銀林道)に出る。 ![]() ![]() ![]() 標識には「南郷山900M」とあり、林道に出てから右折し、道が回りこんだ場所に斜面に向かって階段がある。階段から先も木々の中を歩くが、山頂へは一息で到着。上は12時頃でハイカーが多く、思い思いに陣取って休憩している。人を入れずに写真を撮るが難しい。眺めは良く360度の視界と言っても過言ではない。特に海に突き出た真鶴半島の眺めはすばらしい。天気予報では晴れる予報だったが、雲が厚く一向に晴れそうにない。晴れないどころか雲が更に厚くなってくる。温度は低いとは放送していたので予想はしていたが、山頂は曇っている上に寒い。山頂で休憩中に雨かと思ったが、細かいみぞれ風のものが落ちてきた。雨にでもなったら今日は大変になる。私たちは荷物を減らす為、雨具類を全く持って出ていない。休憩もそそくさと切り上げ、幕山へ向かう。 ![]() ![]() ![]() 一度道路に出るための斜面を下るのだが、一人が通過できる幅しかなく、登り下りのハイカーで詰まってしまう。かなりの時間を要して通過し、左折してしばらく歩くと「自鑑水」の入口に着く。妻の意向を入れて、ここは山中に入らず素通りをする。先に行くと自鑑水経由で出てくる場所に着く。幕山へは左側の植林地へ入って行く。すぐに林は終わり良く整備されたところを歩くようになる。桜が多く植わっているので、時季には賑わうだろう。緩やかに登ってゆくと山頂となる。手前に「山頂周遊コース800b」の立て札があり、道は周回しているようだが、行きはしなかった。幕山は626b以外に615b・625bと記載がまちまちである。地形図の等高線を見る限り、620b以上はありそうなので、626bとしておく。こちらも南郷山同様、雑踏は言い過ぎだが、ハイカーは多い。休憩もそこそこに梅林に向かう。 ![]() ![]() ![]() 山頂からはジグザグに結構な急勾配を下る。途中から梅の香り漂ってくるらしく、妻はさかんにいい香りがすると言っていた。私は相当梅林に近くなってから感じられ、鼻の良さは敵わない。梅林が観える場所になると立て札があり、「ここから先は湯河原梅林公園なので、梅の宴開催中は、山頂から来た人は公園出口で200円を払ってください」と言うような内容だった。目の前、広場に下る斜面一帯に梅が咲き誇っている。情報では七部咲きと言うが、上の方はそこ迄咲いてない。梅にウグイスではないが、所々の木にメジロが飛び回っていた。こんなものでも結構、感動するものである。写真に撮ろうとするが、動きが速くついて行けない。諸本にも記載されているが、正面の岩場ではロッククライミングの練習をしており、全くの初心者風の人がいて、中途で動けなくなっている。梅の種類は数えていないが、かなり多いらしい。昔から園芸品種として改良が盛んだったようだ。下がるにつれ斜面に何本も散策路が通っている。 下の広場には飲食の店が半周するほど出店している。おでん・酒まんじゅう・マドレーヌを購入して休憩。物を買って券を集めると、10点で粗品か甘酒が貰えるらしく、あと2点だから焼き鳥買ってくると、いそいそ屋台へ行く。こういう時だけは身軽になり、さっさと歩ける妻である。粗品に交換してバス停に向かう。公園から来る場合には料金を払うように出来ている。しかし山頂から来る場合には、払わなくても分からないが、妻はキチンと出るときに二人分申告し支払っていた。バスで湯河原駅に出て、更に乗り換え本日の宿へ向かった。 ![]() ![]() ![]() 熟年夫婦の全く参考にならない所用時間 五郎神社 10:00(1.30 休憩多し)11:30 道路 11:32(0.22)11:54 南郷山 12:18(1.32)12:53 幕山分岐 12:53(0.18)13:11 幕山 13:28(0.32)14:00 梅林最上部 |
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