トップへ戻る 一覧へ戻る

城山(津久井城山・375m)
平成28年(2016)4月12日 晴れ  参考地図 上溝

 JR橋本駅から三ヶ木行きのバスに乗り、津久井湖観光センター前で下車する。道路を挟んで花の苑地がある。敷地内の観光センターには野菜・加工品などが売られている。苑地と山側には桜が植えられているが、ほぼ散って葉桜に近い。いい香りがするジューンベリーと言うバラ科の木が盛りだった。
津久井湖観光センター前 苑地から城山 津久井湖越しに水の苑地


 バス停まで戻り、脇の入口から登り出す。初めは階段、舗装された小道を歩く。この周辺は桜の小道と載っている。
バス停脇の登り口 登り始めの階段 桜の小道の風景


 よく整備された山道なり、しばらくして江川ひのきの案内板が立っている。周辺の桧を韮山代官の江川太郎左衛門が植えたと言われているとある。数分で分岐に出るが、山頂近くを歩く女坂・男坂に向かわず、中腹を巻く緩やかなルートで登る。鎖場などがあるが、手すり代わりに使えるもので、足場はさほど危険ではない。緑色のフェンスが現れ、しばらくして眼下に城山ダムが見え出す。
江川ひのきの説明板 鎖場の一つ 中央に城山ダム


 尾根近くになると宝ヶ池に着く。案内には城の水の手と載っている。小さな池だが枯れることがないらしく、今も水をたたえている。上の尾根に出た所が、狼煙台とも鐘撞堂とも言われる平坦地になっている。ベンチのある場所からは中腹まで採石された小倉山?が目の前に眺められる。
分かりづらいが中央に池 狼煙台か鐘撞堂跡 小倉山


 池から2分足らずで飯縄神社に着く。ここは飯縄曲輪跡とある。こぢんまりした社が建っている。神社からやや下っ所が十字路になっていて、堀切跡と案内にあったが、全く気が付かなかった。やや登ると太鼓曲輪跡に出る。
飯綱神社(飯綱曲輪跡) 十字路(はっきりしない堀切) 太鼓曲輪跡


 やや先に尾根を断ち割った跡がはっきり分かる堀切がある。越えてやや登りになり、広い平坦地にでるが、案内の土蔵と言う曲輪かと思える。先の一段上も広い曲輪跡になっている。
堀切跡 広い場所(土蔵とある曲輪) 中央の高い場所が本城曲輪


 更に一段高い所が本城曲輪とあり、広い平坦地で土塁の上に相模原市有形文化財の築井古城記碑が立っている。下には米曲輪など幾つかの平坦地が載っている。さほど展望は良くはないが、北、西と東側の一部で津久井湖・市街地が眺められる。
本城曲輪 土塁上に築井古城記碑 土塁から本城曲輪中心

下の米蔵曲輪越しに津久井湖 西側?の眺め 東側?の眺め


 帰路は十地路(飯綱神社下)まで戻り、女坂を歩くことにした。女坂と言うだけあって、往路の道と変わらず緩やかだ。コース途中では花では、スミレと山吹の黄色が目立っている。15分ほどで女坂と男坂の分岐点になり、下る道は急なジグザグ道になる。更に下れば小網口への分岐で、花の苑地へ下りバス停に向かう。
ヤマブキ コース終わりから苑地


登り口 10:57(0.34)11:31 飯縄神社 11:32(0.08)11:40 山頂 12:00(0.15)12:15 男坂分岐 12:15(0.16)12:31 観光センター

一覧へ戻る