トップへ戻る | 一覧へ戻る |
曾我山【浅間山(317 m)・不動山(327.7m)・高山(246.1m)】 平成19年(2007)3月3日(土) 曇/晴 参考地形図 小田原北部 3週間前に一度出かけている。小田原・曾我梅林の名は、県外の住人だった私には、有名な梅林だと言う程度の認識である。今年もテレビで梅が咲き始めたと流れていた。後ろに曾我山があり、ハイキングがてら夫婦で出かけた。国府津駅から御殿場線で下曾我駅へ行き、地図を片手に山へ向かったが、どこで間違ったが稜線近くで行き詰ってしまった。入り組む道・簡易舗装の農道が多く事前に確認しておくべきだった。みかん畑を突っ切り、藪こぎすれば行けないことは無かったが、時間が3時を過ぎていたため、諦めて梅林の観光に切り替えた。 曽我梅林は下曽我駅を降りて左手方向の西から中河原会場・原会場・別所会場と3カ所ある。中で別所が大きく中心会場となっているらしいが、中河原会場へは行かなかったので分からない。別所会場の中心地は八幡神社で小さな社が建っている。その横には食堂がある。付近では色々なイベントがあるらしいのだが遅かったようだ。神社前から真っ直ぐに延びる参道脇には、露天も10店近く出ていた。ただ私たちが着いた時間が悪く、4時半頃だったため、焼きそば・イカ焼き・その他のものを片付け始めていた。麓と上ではやや咲き具合に差があり、下の会場周辺の梅は見頃となっていた。
![]() ![]() ![]() 今日は汗ばむ陽気で、Tシャツとシャツで十分な天気となった。再度挑戦する機会が3月となってしまい、観梅には遅い。明日まで梅祭りはやっているが、梅には関心はなく低山歩きが出来る季節の内に行きたかった。前回同様、下曽我駅で下車。JR御殿場線がJR東海とは知らず、スイカが使えず精算をしたため、今回は切符を購入(精算すればいいことだが)。国府津発の車輌は2輌連結だが、満員で動きがとれないこともなく、下曽我駅ホームに降りる人も20人程度だった。さすがに駅前も閑散としている。 駅舎を背にして通りを行くとTの字になる。左折し、先に見える交差点向こうの宋我神社参道を進む。神社の東から山へ向かい、法輪寺を右にみてコンクリート道を進む。意外に急坂でスピードが上がらない。今日は景色を堪能するには霞がかかり、市街地・海・箱根山などがうっすら見えるくらいだ。いい加減登った辺りで「工事中・車輌・人通行止め」の看板はあったが、人くらいは通行できるだろうと思った。しかし重機が動き、関係者に言わせると、事故があっては困るので止めて欲しいとのこと。要は地元人はともかく、観光目的の者は通行しなければ生活に支障が出るわけではない。時間に余裕があり、法輪寺下まで戻る。下には工事中の案内と迂回路の立て看板があった。車両用だろうが見落としていた。
![]() ![]() ![]() 案内版通りに迂回する道を探すが、法輪寺の南にある大光院前を東に進み、分岐には迂回路の案内があるので、従って山側へ向かう。梅は終わりかけているが、菜の花見頃だ。これは前回歩いた道順となんら変わらない。15分歩いたところで、前回勘違いした分岐に着く。上に向かっている側へ進み、稜線近くで行き止まりになった分かれ道だ。工事中だった道は視野に入っているので、やや下り加減の方を進む。しばらくして梅とみかん畑が終わり、まばらに杉などの植林地があるものの自然林が目立つようになる。工事中だった道に合流し右に曲がる。工事は道幅を広げる内容らしい。平らな道が続く。徐々に道幅が狭くなり、車が1台通れる程度になってくるが舗装はされている。この道でよいのか不安になるが、杉・檜の中に電柱が沿って続いているので問題はなさそうだ。
![]() ![]() ![]() 大きな十字路に到着。地名が分からないので勝手に十字路(細かく言うと五叉路)と言っておく。左に行けば浅間山、正面右に行けば菅原神社方面、右は不動山経由で高山方面に行く。左折し、しっかりとした舗装道を数分行けば浅間山である。無線中継局の制御施設の建物を挟んで二基のアンテナが建っている。柵の周囲を回ってみたが、眺めなどは全くない。本の案内文には、先に行くと左に下る道、さらに直進すれば上大井駅方面に下ることもできると書いてある。
![]() ![]() ![]() 十字路まで戻り、直進する。こちらは幅広であるが舗装ではなく、非常に歩きやすい。ここまで全て、コンクリートかアスファルト舗装だった。稜線上のほぼ平らな歩きが続く。途中に「NHK・Y−FM」と壁に書かれたアンテナのある場所に着く。諸本にはピークとあるが、ピークらしさは感じられない。やや下りになり鞍部に着くと、十字路になっている。不動山へはそのまま直進、ここからは稜線上ではなく、北側を道は通っている。
![]() ![]() ![]() 自然林、植林と変わるが、全体的には植林された杉・檜が多い。不動山山頂へは右手の急斜面を登る。注意していれば見落とすことはない入口である。小振りな標識があり、「不動山山頂入口」と書いてある。ちょっとした登りで山頂に着く。三角点(三等三角点)周辺の木を切り、少しの空間を作っているが、全くの植林地の中なので見晴らしは効かない。
![]() ![]() ![]() 戻って不動山の高みを回りこむと、稜線に沿って薄い踏み跡が付けれ、木に赤テープが付いて。六本松跡から来る場合には、ここから山頂へ登れそうだ。山道が終わると開けた明るい道に出て、また舗装された下りの歩きで、高山方面がいつも正面に見える。数分でアンテナが見え出すが、アンテナ方向には行かず、高山へ向かって下る。東斜面の一部が切り開かれ梅が植えてあるが、里と比べるとまだ観て楽しむ程度には咲いている。下りきった場所が六本松跡である。西国から足柄峠を抜け、坂東・奥羽への通り道だったらしい。石碑・由来書き・松の若木と良く整備された旧跡である。六本松跡からは、各所に標識が設置されて非常に分かり易い。いくら農道が分岐していようが迷うことはない。
![]() ![]() ![]() 一本松・国府津駅方面に行くと、数分で一本松へ着く。松の若木が植わっているだけだが、背後に見える海側の景色はいい。国府津駅の案内に沿ってやや登りの道を、何回か曲がったりしている内に、正面に鉄塔が見え出す。高山山頂付近には送電線が通っている。広い道は終わり、右に一気に下がるやや狭い道は、弁天山・国府津駅方面に行く。鉄塔付近が高山であり、三角点もあるだろうと見当は付けられる。しかし鉄塔に向かうにはみかん畑に入らせてもらうしかない。農家の人達が、木の枝打ちをしており、黙ってみかん畑内に入りづらい。近くの人に、断って入らせてもらった。鉄塔の周りは本当にみかん畑内であって、そこだけコンクリートになっている(鉄塔の基礎だから当たり前)。三角点を探しみかん畑内を歩き回るが、意外にも枝が低く歩きづらい。鉄塔から北に十数b先に国土地理院の白い標識が見え、そばに二等三角点があった。国府津駅か下曽我駅か迷ったが、結局下曽我駅へ戻った。途中、別所梅林の隅を通ったが、梅は終わり、観光客は殆どいなかった。
![]() ![]() ![]() 下曾我駅 10:45(0.54)11:39 工事中で戻った宗我神社付近 11:39(0.41)12:20 十字路 12:32(0.02)12:34 浅間山 12:45(0.21)13:06 不動山 13:22(0.28)13:50 六本松跡 13:55(0.04)13:59 一本松 14:12(0.13)14:27 高山 14:40(0.42)15:22 別所梅林経由 下曾我駅 |
一覧へ戻る |