トップへ戻る | 一覧へ戻る |
枡形山(83.9m) 川崎市多摩区 平成16年(2004)2月22日(日)晴 参考地形図 溝口 山とは呼べないような場所だが、枡形城址とも記載している。個人的に城跡は興味があり、そばに日本民家園・岡本太郎美術館もあってちょっとした散策には適当かと思い立ち、久しぶりに妻と出かけた。東京都稲城市との境近くの川崎市は一度も出かけたことがなく、妻をナビゲーターにし道路地図頼りに自宅から40分弱で西口駐車場に到着。着いて分かったのだが、こちらは専修大学校舎脇であり、駐車場脇の案内板には日本民家園入り口近くに東口駐車場の記載があった。家族連れ、犬を連れた人達とかなりの人がいる。山のハイキングと呼んでいる手前、まずは枡形山へ行くことにした。案内板には「枡形山広場」と書いてあったように思う。まだ木々は冬の様相だが、梅は見頃をむかえている。右下には民家園と思われる建物が何軒か見える。駐車場からはほとんど高低差はなく着いてしまう。 入り口には枡形門と書かれた門が建っている。広場と言うだけあり100メートル四方位とかなり広い。入った左にはトイレ・中央からやや東に寄ったあたりに高さ2メートル近い山頂石柱・東隅にはエレベーター付きの展望台が建っている。エレベーターは2階の上下だが、高さ的には3階は十分あり、上は東西南北一周出来る。展望台の北側からは多摩川に掛かる多摩水道橋・登戸周辺の市街地、左手奥には読売ランド、右手遠くには新宿高層ビル群なども見渡せた。西側からは富士山も見えるようだが、今日は全く見えない。上から周囲を眺めると、すぐ下まで家が迫り、この一帯だけでもよく残ったと思う。しかし城跡を思わせる遺構は見あたらなかった。三角点はあるのか分からないが、とりあえず探したが見あたらず、何方か知っていたら教えて頂きたい。 ![]() ![]() ![]() ![]() 数分下ると東口駐車場へ出る。西と比べると2階建てのようなので駐車台数は多そうだ。右に少し行くと民家園の入り口である。枡形山の南斜面を広く使ったものである。まずは券売所の建物から付随している本館展示室を一周し、表に出て各々の古民家を見学する。最初に「床上公開」と言う案内が目に付いた。これは決められた古民家の部屋にあがって見学出来るということで、通常土間までは入れるが床にあがっての見学は出来ない。毎日1〜2軒あるらしいが、本日は2軒だった。案内では1〜23番まで古民家がある。公開されていた古民家では囲炉裏に火がはいっていて、ボランティア風の人が担当していた。全てに入ったわけではないが、入ったとたんに囲炉裏のある家屋の匂いなのか、昔懐かしい匂いとともに母の実家を思い起こした。母の実家もやはり埼玉の山に近い場所で、土間も広く竈などもあり、同じような匂いがしていた。途中の出店でだんごを買い、前の椅子に腰掛けたら妻が後ろにそば屋があると言いだした。旧山下家を利用したそば屋で、ざるそばとたぬきそばを食べた。料金は税込みで1050円。食券を購入しているには時間が掛かっていると思ったら、竹細工の物入れをついでに買っていた。いつもながら何か店があると必ず立ち寄り、何かしら買ってしまう。時間が掛かりそうなので何軒か飛ばしてしまい、出口に向かった。係の人から民具製作実演会は毎月行っているが、10月頃に日曜祝日には民具作品展示会と販売があると教えられた。この話を聞くと、「また来ようね」と言い出したところをみると、なにやら竹細工の民具が欲しいらしい。 ![]() ![]() ![]() 先に奥の池と言う名の小さな池があり、ホトケドジョウの生息保護の池とのこと。池の先に岡本太郎美術館がやや高くなった所にある。左手の階段を登れば梅園とあるが、先に美術館を見学することにした。館内の作品を見て回ったが、私のような凡人にはどのくらいすごいのか分からない。ただ両親を紹介しているコーナーを見ると、二親ともに簡単に言えば芸術肌の人だったようで、その血を濃くか、それ以上受け継いでいるようだ。梅園へ登ってみると種類はあるようだったが本数は多くなく、まだ枡形山広場の方が2倍程度広い。ただ周囲が枯れ木なところに紅梅の色は冴えていた。帰りは階段を登って伝統工芸館へ向かって駐車場へ行く。民家園の人の話では、桜もいいが新緑の時季が一番だそうである。 ![]() ![]() ![]() コースタイムは無視してしまったが、ゆっくりして駐車時間が3時間10分位だった。 駐車場 2時間400円・30分経過毎50円/日本民家園 500円 岡本太郎美術館 500円 |
一覧へ戻る |