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小仏城山〜景信山〜堂所山〜孫山〜相模湖駅
平成28年(2016)7月11日  晴れ 参考地図 与瀬

1.城山[小仏城山」(670.4m) 四等三角点

 相模湖駅から三ヶ木行きで千木良バス亭で降りる。バス亭からやや戻り信号を渡り直進する。入口には東海自然歩道の標識、城山2.5qとある。城山まで案内書では60分。直進し丁字路を左折すると、城山下富士見茶屋があるが本日は休業。お店の横に市の保存樹木の大きな桜がある。
バス亭から信号方向 信号を渡った先の道 正面が桜の木


 富士見茶屋前のトイレ脇から登山道が始まる。初めは公園内の歩道の様な道だ。少し高度が上がると嵐山が目の前に大きく見える。
左のトイレ、中央が登山口 登り始め 千木良集落と嵐山


 クヌギ等が目立つ林と植林が混じっている。湿度が高く、風もなく汗が大量に噴き出し、何時もの遅いペースが更に遅くなる。後から来た女性に簡単に追い抜かれて行く。何体あったろうか、お地蔵様が祀られており、頭巾を被った地蔵、服まで着た地蔵まである。株は少ないがアジサイが咲いており、緑一色の中に彩りを添えている。
植林帯 お地蔵様 アジサイ


 林から抜け出し明るくなると、山頂直下になる。コースタイムより30分多く要した。山頂は広く平坦で、北隅にアンテナが、東には大きな天狗の木彫が置いてある。その先には高尾山が見える。南?には石老山の部分、奥に目立つ大室山が見える。
明るい山頂直下 天狗の木彫 山頂の端から


 なめこ汁で有名な城山茶屋、隣の春美茶屋とも平日なのに営業している。入れ替わり立ち替わりだが、十数人程度が山頂にいる。さすがに暑いせいか、殆どがかき氷を注文している。四等三角点が茶屋前の広場にある。
茶屋のある山頂 城山茶屋 春美茶屋

  
2.景信山(727.3m) 三等三角点

 城山から少し下った辺りに、祠のある平坦地に着く。ベンチもあって休憩に良い。相模湖越しに石老山・大室山側の展望が素晴らしい。
石製の祠のある地点 相模湖越しの山並み 山並み


 下り切った先に売店(跡?)、ベンチ、「明治天皇小仏峠小休所址・・・」の碑が建っている。ハイカーはここで休憩せず、先の峠中央で休憩している。中央に狸の置物が置いてあるが、理由が分からない。城山・景信山と旧甲州街道の十字路で、八王子側から旧甲州街道を登ってくるハイカーが多い。
明治天皇小休趾の碑 峠中心部 峠にある石仏群


 小仏峠に下ってきた左奥から登り始める。植林地を行くうちに開けた場所を通過する。右手に裏高尾、東名高速、圏央道、城山などが眺められる。行く手に高みが見えてくると、山頂が近かった。
画面左から景信山へ 登り始めの山林 開けた場所を通過

裏高尾 城山方面 最後の一登り


 山頂からは高尾山から城山とそれぞれのピークが眺められる。登った目の前が景信茶屋、本来の三角点のある山頂は、その裏手の山菜天ぷらで有名な「三角点かげのぶ茶屋」の裏にある。八王子市街地側の眺めが素晴らしい。休憩するには日陰がなく、10人ほどのハイカーは各茶屋のテーブルで休んでいる。ここの各茶屋は休みだった。
高尾山から城山 正面に景信茶屋 三角点かげのぶ茶屋

売店から八王子方面 山頂と左奥に売店 山頂標識と三角点

  
3.堂所山(731m) 御料局三角点

 景信山頂から樹林帯に入る。思いの外大木が多い。緩やかなアップダウンで快適に歩ける。23分ほどで鉄塔が右手に見える場所を通過。一つ目の巻き道が現れる。巻き道を通らずピークに向かう。二つ目の巻き道もピークへ向かう。上はどちらも杉・桧の林で単なる通過点に過ぎず展望無し。鉄塔付近までと違い、巻き道が設けられる分、ピークを踏むのは疲れる。これなら重い足で登らず、巻き道の方が良かったか。
樹林帯に入る 奥に鉄塔 鉄塔手前の標識

最初の巻き道? 巻き道の標識 上部の林相


 三つ目の巻き道が堂所山を巻いて行く。堂所山へは根が多く張っている急勾配を登り詰める。途中で下を見ると、女性グループが通過しながら見上げ、「ここを登るの」等との声が聞こえてくる。根がすくなくなり、緩やかになると、堂所山・八王子城山(址)の分岐に出る。堂所山まで100mと記載されている。
根が露出した登り 緩やかになった辺り 登った先の分岐点


 狭いが陽当たりの良い山頂部には、ベンチ、山頂標識、赤く塗られた御料局三角点が設置されている。出会ったのは単独女性だけだった。入れ違いに下っていった。標識は733mとなっているが、地理院の標高を採った。北へ向かえば八王子城址のコースになっている。見晴らしは西に陣馬山と思える山が木立の間から覗ける程度。落葉の時季ならもう少し良いかも知れない。
山頂部を北側から 御料局三角点 西側の眺め、陣馬山か?


 分岐まで戻り明王峠へ向かう。杉林の中を下ると巻き道と合流する。トレイルランの練習だろうか、幾人も走って過ぎ去って行く。峠手前のピークが近づくと、左側を伐採している箇所を通過する。
堂所山の下り、巻き道合流 伐採地 伐採地


 途中から伐採地を外れ林の中に入る。登山道脇にアブラチャン科だろうか、多く自生している。明王峠まで500mの標識場所が底沢峠で、右へ下れば陣馬高原下バス亭、左手に下れば底沢地区に下れる。直ぐ先に明王峠に行かず、左に薄い巻き道が付けられいる。
伐採地から樹林体に 底沢峠 底沢峠の標識拡大


 やや登り加減になると、まもなく明王峠に着く。峠だが藤野町十五名山となっている。峠の左手に不動明王が祀られている。明王峠茶屋が建っているが、ここも営業をしていない。5人ほどのグループが茶店横のテーブルで休憩している。陣馬山へ向かう数人が、少しの休憩で立ち去って行く。陣馬山までのつもりだったが、疲れ具合を考慮し下ることにした。
茶屋の左奥に不動明王尊 藤野町十五名山 明王峠 西の風景

  
4.孫山(543.0m) 三等三角点 地理院以外は「子孫山の頭」と掲載

 明王峠を南へ下り相模湖駅へ向かう。最初は良く整備され、アジサイ等が植えられている。途中に大木が多く豊かな林を感じさせる。10分下った場所に小石を高く積んだ、「明王峠・石投げ地蔵嬢ヶ塚」がある。戦国時代に甲斐武田氏一族と常陸佐竹氏の婚姻に関する女性達の悲劇に由来するようだ。
明王峠下り始め 豊かな林 塚の全景


 15分で林道に出るが直進する。奈良本(吉野バス亭)地区への分岐を過ぎると、直ぐに矢ノ音(633m)分岐になる。地図上の633mピーク経由し奈良本へ下る。
林道出合 下って来た方向 右−奈良本への分岐 手書き 矢ノ音分岐


 周辺の尾根筋は伐採作業中だ。35分で大平小屋に着く。小屋手前にも右に下り相模湖駅への道がある。伐採作業は小屋から先へ続くが、登山道には影響なくやや下を歩ける。
大平小屋を振り返る 中央は作業道、登山道は右 尾根下を行く


 孫山と巻き道の分岐に着くが、ここに来てまた登りになる。4分で山頂へ着く。山頂には立派な標識があるが、植林地なので、落葉時季でも展望はないと思う。山頂から与瀬側へ4分で巻き道合流する。
孫山への分岐点 孫山山頂部 孫山〜下った巻き道合流点


 思いの外に急斜面を下って行く。途中で唯一、右に山並みが見える場所を通過する。本日初めての木製梯子を見た。
分かりづらい急斜面 峠から唯一見えた山 背後の段差越え


 自動車の走行音が聞こえてくると与瀬神社に降り立つ。中央に拝殿、右に絵馬堂、幾つかの社が祀られている。境内は落ち着きのある雰囲気である。拝殿の前の急階段を下れば門があり、さらに階段が続く。
中央やや左手から下りてくる 拝殿、右に絵馬堂 神門とあったようだ


 神社の階段を下り、三ノ鳥居を過ぎた先が東名高速を渡る橋になっている。橋からは嵐山・石老山・勝瀬橋方面がよく眺められる。更に下り二ノ鳥居前の道路に出て左に行けば相模湖駅に着く。
三ノ鳥居とベージュ色の橋 勝瀬橋方面 二ノ鳥居を道路から


千木良バス亭 7:40(1.33)9:13 城山 9:50(0.19)10:09 小仏峠 10:20(0.38)10:58 景信山 11:30(1.02)12:32 堂所山 12:50(0.29)13:19 明王峠 13:45(0.34)14:19 大平小屋 14:25(0.22)14:47 孫山 15:00(0.35)15:35 与瀬神社 15:40(0.10)15:50 相模湖駅 

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