トップへ戻る 一覧へ戻る

小仏城山〜高尾山
平成31年(2019)2月21日  晴れ  参考地図 与瀬・八王子

1.小仏城山(670.4m)四等三角点

 高尾駅から平日1時間に1本のバスで終点まで行く。乗り場には40人以上はおり、殆どがザックを持っている。途中の梅林は2〜3分咲きで、見頃はもう少し先になる。ここから旧甲州街道を小仏峠まで登る。バス折返し場から舗装された道が続く。浅川神社・宝珠寺を過ぎ、大きく道が曲がり高度を上げた先に、景信山登山口がある。ここまで15分弱。先に出発した人達の姿が見えず、景信山へ向かったようだ。
小仏バス折返し場 大曲りする 景信山への入口


 更に数分で舗装が終わり広い駐車場になり、数台が駐まっている。右手には小さな滝らしきものが見える。駐車場の先は車両が通れる幅で砂利が敷かれ、沢を何度も右岸・左岸と繰り返す。右斜面を石で補強した一部から水が流れ出ている。コップも数個ぶら下がっている。
駐車場 駐車場から少し先 水飲み場


 緩やかな登りが、沢から離れ斜面に取り付くようになるときつくなる。車両は通れない九十九折りの道に変わる。甲州道らしく細い道が続く。
斜面へ取り付く 小仏峠への途中 小仏峠の直前


 緩やかになると小仏峠に飛び出す。城山・景信山と旧甲州街道の十字路で、西に下れば小原宿に向かう。景信山側には石仏が数体あり、往来する人の安全を祈るためだったのか。中央に由来不明の狸の置物、小仏宿側の端に茶店跡があり、小仏宿側のみ開けている。
小仏峠に出る 小仏峠 石仏 小仏峠 貍の置物


 城山寄りに「明治天皇小仏峠小休所址・・・」の碑が建っている。横に茶屋跡がありベンチが設けられ、そばには東屋が建っている。脇に高尾山・・・と刻まれた石標があるので、こちらも参道として利用していたのか。奥に城山への登り口があり、左は巻き道になっている。
小仏峠標識 小仏峠 右奥に石標 城山への道


 階段状の道を10分登れば祠のある平坦地に出る。嵐山とプレジャーフォレストの観覧車・相模湖越しに石老山・大室山側、奥に富士山も今日は眺められ、ベンチもあって休憩に良いが峠からでは早すぎる。
階段状の道 祠のある平坦地 祠のある平坦地から


 階段が続き、根が多く露出した場所があったりとするなか、峠から230mを登る。
祠のある平坦地から 城山への登り 木の根が露出した道


 アンテナが見え出す。登山道脇に紅白の梅が1本ずつあるが、一分程度の咲き。アンテナ横をを過ぎれば茶店が見え出し城山に着く。登った側から春美茶屋、西側に城山茶屋が建っているが、今日は休み。東下にはトイレ、茶屋の前には三角点がある。二十数人のハイカーがいるが、ほぼ高尾山側から登ってくる。
アンテナが見え出す 城山山頂手前 城山山頂


 やや霞気味だが富士山、丹沢山塊、近くに高尾山がよく眺められる。天狗の木彫り・山頂標識があり、何人も木像・標識を入れ、遠景に高尾山を撮っているが逆光で苦労している。茶屋が営業中なら、なめこ汁・おでん等の温かいものを食べながら休憩するのだろうが、足早に去って行く。南東に下れば大垂水峠、西は相模湖側の富士見茶屋経由し千木良地区に下れる。
山頂から富士山 山頂の天狗の木彫り 山頂から高尾山

  
2.高尾山(599.3m)二等三角点

 城山から階段状に整備された道を下る。進行方向には高尾山が見え隠れする。左側の視界が大きく開けると、眼前の斜面が広く伐採されているのが目立つ。この辺りのコース上は木が少なく明るい尾根歩きが出来る。
山頂から下り、上を見る 下りの風景 高尾山が見え隠れ


 やや登って一丁平園地に着く。左に東屋風な休憩施設、右手に展望デッキが設けられている。城山同様な展望が広がり、ハイカー達は思い思いにシャッターを切っている。展望台の先に分岐があり、大垂水峠のコースに合流する。
デッキからの眺め 一丁平園地展望デッキ 右が大垂峠へ


 一丁平園地を出て15・6分で、尾根上の一番低い470mに200mを下ってきた。高尾山頂まで900メートルの標識が建っており、やや傾斜がきつくなり、尾根に進む階段と左に巻き道が現れる。途中振り返ればアンテナの目立つ城山が見えている。
鉄塔を通過 直進と左の巻き道 振り返り城山を


 尾根をほぼ直線に登る途中では、時々下って来るハイカー出会うが、巻き道利用者の方が多そうだ。登り切った先がもみじ台、平地で右にトイレ、少し先の左に茶屋が、茶屋前の展望が良く幾人も休憩している。付近は富士見台園地との記載がある。
もみじ台 トイレ もみじ台 茶店(細田屋) もみじ台を城山に向かって


 見晴らしは良く、雲がかかってきたが富士山も眺められる。10mほど下れば石でしっかり組まれた階段が出てくる。左右に巻き道があり、高尾山山頂下を一周できる5号路らしいが、途中では稲荷山コース・4号路等に接続している。
もみじ台から富士山 最後の石段 石段の風景


 石段は数回折れて登り大見晴園地に着く。平日で人数が少ないが、座れそうな場所、ベンチ等は混雑している。南西端からの山並み、富士山が撮影場所で記念撮影をしている。山頂方向の店、曙亭さんはシャッターが降りて休み。三角点前の大見晴亭さんは工事中で、隣に小振りな仮説店が営業中。山頂直下のやまびこ茶屋さんは賑わっている。
登った先 山頂方向を 大見晴園地から富士山

高尾山山頂 市街地の眺め 山頂下の茶屋


 以前はビジターセンター脇のトイレだけだったが、山頂下に多機能トイレが設けられている。綺麗な建屋で温水便座完備となっている。簡易舗装された道を下れば不動堂の裏から回り込み下り立つ。
先にトイレ 途中の道 不動堂


 不動堂前の急階段を下って、側面の彫刻が色鮮やかな飯綱権現社へ出る。さらに下の薬王院本堂でお参りし、仁王門を潜って階段を降りる。
飯綱権現社 横 飯綱権現社 薬王院 本堂


 降りて右に行けば、薬王院黒門と奥に大本坊が建っており、左に行けば山門を通り参道に出る。境内放送が「予約無しでも精進料理を・・・」と流れている。予約云々は別として、大本坊前には精進料理の写真が飾ってあり、数人が玄関に入って行く。
黒門と大本坊(奥) 薬王院 山門 薬王院を出ての参道


 男坂・女坂の分岐になり、歩いたことのない男坂を行く。かなりの急階段のためか、表参道を往来する人の殆どが女坂を行く。浄心門を潜り、有名なたこ杉・猿園を過ぎれば十一丁目茶屋で眺めが良い。茶屋の前がケーブル高尾山駅の分岐となる。
男坂から下を 浄心門 ケーブル駅分岐


 左がケーブル高尾山駅だが、右に行っても高尾山展望台に着き、左下が駅になる。高尾山展望台から駅までは店があり、食事などをする人もいるが、特に団子・アイスクリームを片手に休憩する人が多い。
高尾山展望台前 高尾山展望台を駅側から 高尾山展望台から


 駅前からの眺めも良く、中央高速と圏央道の八王子JCが見え、奥に八王子城跡も間近に見える。先のリフト山頂駅を過ぎて下りがややきつくなる。金毘羅台園地の分岐は、表参道は右に下り、直進すれば金毘羅台園地に向かう。
ケーブル高尾山駅 八王子JC 表参道は右下に


 直進すれば50メートル程で金毘羅台園地に着く。広い平坦地で、傍らに金毘羅神社、東端は展望台になり市街地が一望出来る。
金毘羅台園地 金毘羅神社 金毘羅台 展望台から


 展望台下で分岐になり、右は参道に戻り、左は高尾駅の最短コースになる。さほど荒れた感はない斜面を下る。中程から深く抉れた道になり最後まで続き、緑色のフェンスが現れると下に民家の屋根が見え出す。舗装が見え出した場所に、手書きの標識で[コーヒー や○○]とお店の宣伝が書いてある。
金毘羅台下の分岐 大きく抉れた道 フェンスが左手に


 山道が終わり舗装道に出れば、民家がずっと続く。数軒目の大きな家が、コーヒー店だった。甲州街道(20号)に出る。傍らに石標があり、[右是ヨリ 高尾山ちか道入口]と刻んである。明治とあるのでさほど古い物ではない。
奥の右から下ってくる 集落の間を(左コーヒー店) 奥から来る


 甲州街道を高尾駅に向かい、南浅川の上椚橋から高尾梅林の標識がある。白梅はまだだが、紅梅は白梅より早咲きなのか目立っている。中央本線下を潜って先で狭い道に入る。歩行者・自転車以外は通れない線路沿いが続き、線路から離れると民家が多くなる。大通りを越えた先に高尾駅バス乗り場が見える。
南浅川の橋から 線路沿いを進む 奥に駅、手前にバス


小仏バス亭 8:35(0.49)9:24 小仏峠 9:35(0.19)9:39 休憩地 9:42(0.18)10:00 城山 10:25(0.15)10:40 一丁平園地展望デッキ 10:44(0.30)11:14 もみじ台 11:14(0.11)11:25 高尾山 11:40(1.15 休憩等時間計測なし)12:55 金毘羅神社 13:00(0.20)13:20 20号合流 13:20(0.16)13:36 高尾駅

一覧へ戻る