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シダンゴ山(758.1m)〜高松山(801.4m)
平成25年(2013)12月14日(土)  参考地図 秦野・山北

 新松田駅前の3番バス亭で終点の寄自然休暇村管理センターへ向かう。バスの中は10人程度、殆どがハイカーだった。寄では大方が鍋割山方面に向かって行く。管理センター正面の中津川に掛かる大寺橋を渡る。標識が所々にあり迷うことはない。
管理センター 管理センター前の橋 民家外壁の標識


 集落を過ぎると茶畑が多くなり、その間を登って行く。道はアスファルト舗装ではなく、山間の坂道によくあるコンクリート道路だ。途中でベンチ・トイレのある場所を通過する。歩き始めにしてな意外と急な道で、息を整えながら歩く。正面に鹿除け柵の扉が現れる。
トイレのある休憩点 途中から見える町並み 鹿除け柵の扉、山道へ


 扉からが山道になり、杉の植林地を進む。曇っていれば薄暗い気もする。鹿除け柵までは管理センター付近が見えたが、山中は全く見晴らしはない。植えられた木は杉と桧だが、杉の方が多いと思う。しばらくは斜面を巻いて進むが、緩やかな登りで、柵までの坂の方がきつい気がする。一度、林道終点に出て、また山道になと、程なく水場に着く。この道中、唯一の水場らしい。このまま楽に山頂へ行けるはずもなく、斜面を登るようになると、ゆるくジグザクを繰り返す。ほぼ直登近くなると前方が明るくなり、アセビが密集してくる。その中を通り抜けるとジダンゴ山(三等三角点)山頂に出る。斜面登りに変わった辺りから約28分掛かっている。
水場 山頂までのほぼ直登の尾根 アセビ群落を抜ける


 山頂の周囲はアセビが生えている。展望は360度で、伊勢沢ノ頭・檜岳から鍋割山方面、相模湾、かすかに江ノ島・三浦半島も望める。残念ながら富士山は、ダルマ沢ノ頭(880m強)に邪魔され、左の2/3位しか見えない。山頂の案内板はシダンゴ、地図・地形図はダンゴと載っている。誰も居ない山頂を満喫し秦野峠方面に向かう。
山頂から鍋割方面を望む ダルマ沢ノ頭と富士山 相模湾方面方面


 階段状の道を鞍部まで一気に下がる。高低差100m程だろうか。鞍部には林道が通り、正面に鉄製階段がある。峠へは林道でも行けるが、高松山はダルマ沢ノ頭経由で行く。階段に取り付き、上に出て振り返れば丹沢の山並みがよく見える。山道をしばらく登れば 812mピークを越え、更に60〜70m登るとダルマ沢ノ頭へと出る。
鉄製階段 階段の上から周囲の山 丸太階段


 ここまでも鬱蒼とした植林地で、ジダンゴ山より高いが展望は全くない。急な斜面を下り、登り返せば 871mピークで、これを下った所に秦野峠分岐がある。ダルマ沢ノ頭から高松山方面の地面には杉の葉、枝が多く、また倒れた木が下を隠しており踏み跡が分かりづらい所もあるが、ひたすら尾根歩きなので迷う程ではない。右手に富士山と日影山辺りだろうか、樹間から見え隠れするが、この辺りだけの眺めだった。
ダルマ沢ノ頭 高松山など分岐 尾根上から富士山


 途中に大きな目立つ木がある。731m地点の鉄塔(新秦野線29)を通過する。緩やかに上り下りを繰り返せば、西ヶ尾(805m)に着く。
尾根上から やや大きな木 鉄塔


 西ヶ尾ピークは案内などには名前があるが、単なる尾根上の通過点に過ぎない。下りきった所で道が交差する。右は八丁、左は虫沢へとある。脇にリスと鷹(鷲)らしき木彫が飾られている。左前方に高松山らしき山が見えてくる。
西ヶ尾ピーク 西ヶ尾を下った四辻 途中の風景


 左側に鹿除け柵がずっと続き、下りきった所がビリ堂からの登山道が合流する。高松山は直進する。両側 10m位が自然林で、アブラシャンに似た木が目立つ明るい登りである。
害獣除け柵 山頂手前の合流点 高松山への緩やかな登り


 山頂は広いカヤトになっており、富士山・愛鷹山・箱根山稜・小田原方面まで見渡せるが、反対側は木が高く全く展望はない。高松山(二等三角点)到着時は中高年グループ10数人が居たが、ほどなくビリ堂経由で下山するらしく下っていった。途端に静かになり景色を堪能していると、単独者数人、二人組と登ってきた。家族連れ等の来やすいハイキングコースと言うのも頷ける。ただハイカーが多いだけに北側の林沿いの鹿除け柵辺りには、ゴミが散乱しているはいただけない。
広い山頂 やや曇がかかった富士山 箱根側と山北市街


 ビリ堂へは数分戻り左折し、少し荒れ気味の道を下る。やや下った先から、コンクリート丸太階段で整備された場所も多くなる。20分程で石像(馬頭観音?)が2体祀られたビリ堂に着く。傍らに水道が設置されており、蛇口を回すと普通に水が出るのだが、水源はどうなっているのか。過ぎると 536mピークを巻いて進み、また尾根歩きになると鉄塔(田代幹線369)が現れる。
ビリ堂 ビリ堂から先の一風景 鉄塔(田代幹線369)


 先に行くにつれ登山道が深く抉られた場所が目立つ。標高が低くなると、木々にわずかに残った葉が、赤・橙・黄と目を楽しませてくれる。農道(林道?)終点に出てしばらく行くと、道は左へ鋭角に折れるが、正面に人の歩ける程度の道がある。しばらく行けば、再び農道に出る。
下りの一風景 色の付いた木の一部 国道、御殿場線方面


 道なりに下れば、やがて高速道路脇を通り、トイレのある尺里川沿いに出る。ここから第六天経由で高松山へ登り、ビリ堂側から下り一周する人が多い。尺里川沿いを県道まで出て山北駅まで歩いたが、御殿場線利用なら東山北駅が近い。
トイレ前に出てくる場所 尺里川に沿い国道に向かう 山北駅


寄管理センター 8:40(0.21)9:01 防護柵 9:01(0.18)9:17 林道出会 9:17(0.36)9:53 ジダンゴ山頂 10:12(0.07)10:20 林道階段 10:21(0.33)10:54 ダルマ沢の頭 11:01(0.13)11:14 秦野峠分岐 11:14(0.29)11:43 鉄塔 11:43(0.25)12:08 西ヶ尾 12:08(0.10)12:18 四辻 12:18(0.17)12:35 山頂下 12:35(0.05)12:40 高松山山頂 13:04(0.20)13:24 ビリ堂 13:24(0.16)13:40 林道横切る 13:40(0.45)14:25 尺里 14:29(0.28)14:57 山北駅

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