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聖峰(380m)〜高取山(556.2m)〜弘法山(235m)・権現山(243.3m)
平成29年(2016)2月16日   参考地図 

 伊勢原駅からバスで終点・栗原バス亭に行く。終点手前で聖峰・高取山登山口の標識を見つけた。バスは東京農大伊勢原農場バス亭を過ぎると、百数十m先を左折して時計回りに走り、最高所に登山道入口がある。保國寺前、柑橘園前を通り、栗原バス亭に着く。道を50mも下れば東京農大伊勢原農場バス亭に向かう。後で分かったのだが、栗原入口からは何処でも乗降できるとのことだった。結局バスの逆を歩いて登山口へ向かう。保國寺入口を過ぎれば、正面に登山道入口の標識がある。
栗原バス亭(終点) 保國寺 右手奥に本堂 直進すれば聖峰


 しばらくして栗原廃棄物処理場へ向かって車道を歩く。左側にはトイレが設けられ、「この先聖峰方面にはトイレはありません」と案内がある。徐々に山へ向かって進んでいる。途中東の展望が開けた場所を通過すると、緑の遮蔽壁が現れると、左側に山道の入口がある。
右に行く(産廃処理場方面へ) 途中での眺め 登山道は中央左に入る


 山道と言っても簡易舗装してある。車道と違い周りは楢類の自然林が多く、明るい中を歩ける。舗装がなくなった辺りで害獣除け柵のゲートが現れる。しばらくして山の神社の案内が見える。少し登った所に山の神社がある。山の神社は大きめの石板に名が彫ってあるだけだった。神社の数m先に聖峰不動尊の旗がひらめいている。
柵のゲート 山の神社入口 中央に石製の山の神社


 男坂と女坂が分かれる。女坂利用で上まで10分と書かれている。直進が男坂で九十九折り坂と標識があり、道はジグザグに付けられている。斜面には桜が多く、開花期は素晴らしいとあった。登るにつれ、眺めが良くなる。
直進が男坂、右が女坂 途中から下の分岐を眺める 男坂の途中風景


 登りきると正面の聖峰不動尊の建物が目に飛び込んでくる。時間短縮で男坂を登ったが、15分かかっている。お堂手前に紅白の梅が咲きかけている。下の案内とは違い北隅にトイレ、東斜面は伐採してあり眺めが良い。伊勢原の市街地・横浜みなとみらい・相模湾・江ノ島・平塚市街から高麗山まで広範囲に見える。
不動尊を祀ったお堂 お堂前から東側 相模湾・江ノ島方面


 お堂の左を登って高取山へ向かう。植林地に変わる。聖峰の最高点はお堂の裏手辺りだろう。やや下り登り返すが、丸太の階段が現れる。だいぶ土が流れ少々荒れ気味で、歩きづらい。何カ所も新しい丸太が置いてあり、これから修復作業があるようだ。振り返れば聖峰側が樹間から見え隠れする。また前方には白いアンテナの目立つ、高取山が見えている。
380mと思われる場所 振り返り、聖峰方面 高取山への階段


 高取山・弘法山分岐に着く。少しの登りで高取山に出る。西にはNHKのアンテナ、中央に二等三角点、東側は木がなく市街地が見渡せる。北は樹間から大山も眺められる。前回は蓑毛から来て、西に下ってしまった為、弘法山まで歩きたかった。
右が高鳥山、左は弘法山へ 南から、NHKのアンテナ 山頂を西から


 明るい尾根を一気に下る。前方に地形図の454mピークが見えている。25分位で巻き道と、直進の進入を妨げる丸太が置いてある場所に着く。右を巻いて行き、尾根に上がった場所で見ると、薄い踏み跡が確認出来る為、以前は歩かれていたのか。次の430m強のピークも左を巻くが、こちらも丸太で塞いであるように見えた。すぐに尾根下を歩くようになる。ただこの辺りは右手に網が続いており、この網沿いに薄い踏み跡が見え、ピークを踏むことは出来そうである。柵の網越しに数ヶ所で富士山が眺められる。
高取山と左奥に大山 途中で見える富士山 長く続く柵


 やや登り加減になりピークに出ると念仏山・357mと標識がある。地形図では350m弱と思うが。名の由来は昭和15年まで旧名古木村では、ここで念仏講を行っていたとある。幾つかの神を合祀した場所でもあるとも。北側には跡地らしく、数ヶ所に祠・石仏が残っている。秦野市街側の眺めが素晴らしい。案内所に、この道は「野菊と信仰の道」と載っている。
念仏山、奥に念仏場 先の祠・石仏 秦野市街から箱根方面


 しばらく下ると東秦野線bP4鉄塔が見え出す。ここからも富士山、東側が狭いながら見える。本日二ヶ所目のゲートが現れる。辺りには少ないながら、薮椿が咲いている。
東秦野線bP4鉄塔 本日二ヶ所目のゲート この辺りの雰囲気


 鶴巻線bP鉄塔を過ぎると、弘法山と名古木の分岐に着く。左へ進めばすぐ左下にホテル街が見え、先には青色した建屋が見え出す。
鶴巻線bP鉄塔 弘法山と名古木の分岐点 建物が見える


 建屋の先が旧矢倉沢往還が通る善波峠。往還が切り通しだった為か、周囲はやや崩れ荒れている感がある。直進の階段を上がった所に「善波御夜燈」が設置されている。案内では「文政十年、旅人の峠越えの安全のため建てられた。・・・」と書いてある。
善波峠 中央の標識 御夜燈(おやとう)


 弘法山への途中左にみかん畑が出てくると、先に売店がある。自販機も設置されているが、住まいではなくお店だけで、店頭には夏みかん・蕪・キャベツ・パクチー等が売られてる。ここで野菜が売れるのかと思ったが、平日でもハイカーが多いらしく買っていくらしい。目の前からの眺めが良い。
左がお店、直進が弘法山へ お店前からの富士山 お店前からの眺め


 お店の前を緩やかに登り詰めれば、弘法山の釈迦堂裏手に出る。他に鐘楼・乳の井がある。山頂の隅では10人ほどが休憩している。
釈迦堂 乳の井 右手に鐘楼


 権現山へは緩やかに下る。左右ともに見晴らしは良い。この道は「馬場道」と標識が立っている。登れば大きな慰霊塔とアンテナ、左奥に展望台がある。展望台近くに三等三角点、端にはベンチが多く設けてある。ほぼ全方向が眺められるが、展望台からの眺めが更に良い。
弘法山の下り、前に権現山 途中から左を眺める 展望台と広い山頂風景

展望台から高麗山・平塚方面 展望台からの富士山 展望台から大山側


 一端下り車道に出て駐車場横を浅間山に向かう。花では蝋梅が咲いていたくらい。東屋のある山頂も良いが、先からの眺めが良い。その先に右奥に小さな祠が祀ってあり、浅間山の由来らしい。下までは意外な急坂をジグザグに下りる。下に細い川が流れ、川に沿って行った先に橋が架けられている。
東屋のある山頂部 山頂部から先の展望 浅間山の由来らしい祠


 車道に出た所には、弘法山公園入口と大きな案内が出ている。秦野駅までの間、特に水無川は良く整備され、早めの桜が咲き始めていた。
弘法山公園入口 水無川の散策路 桜のアップ


栗原バス亭 8:04(0.25)8:29 山入口 8:29(0.12)8:41 男坂・女坂 8:46(0.15)9:01 聖峰 9:16(0.34)9:50 弘法・高取分岐 9:50(0.07)9:57 高取山 10:14(0.49)11:03 念仏山 11:19(0.22)11:41 善波峠 11:46(0.21)12:07 弘法山 12:17(0.13)12:30 権現山 12:37(0.23)13:00 一般道入口 13:00(0.19)13:19 秦野駅

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