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ヤビツ峠〜岳ノ台・二ノ塔・三ノ塔・烏尾山〜大倉
平成26年(2014) 4月1日(火)  参考地図 大山・秦野

台ノ岳(899m) 三角点なし

 3月18日から蓑毛から上の道路が通行止め解除になった。平日にもかかわらず、ヤビツ峠行きバス乗り場は臨時バスが出るほど混んでいた。3週間前と比べ、道路脇、大山への階段から上の雪は全く消えている。殆どの登山者は大山方面に行く。バス亭の反対側から岳ノ台経由菩提峠の山道に入る。しばらく明るい場所を登ると、鹿柵沿い植林地を行く。15分で休憩所を通過する。
臨時バス2台到着 岳ノ台登山口 壊れかけた休憩所


 右に鉄塔を見ながら回り込むように進むと、草地の開けた場所に出る。両側に柵があり、大山を右手に眺めながら緩やかに登る。樹林帯に入ると登山道は左後方に進むようになる。右が植林、左が自然林の中をしばらく行けば岳ノ台山頂に出る。
草地の斜面 斜面から大山を眺める 山頂手前の尾根筋


 山頂(899m)にはベンチ、展望台があり、下が腰掛けを設けた休憩所になっている。開放的な山頂だが、周囲の木々が高く見晴らしは今ひとつ。展望台に登れば、大山・二ノ塔・うっすらと富士山も眺められた。
山頂と展望台 山頂展望台から富士山 二ノ塔を見る

  
二ノ塔(114?m) 三角点なし

 山頂から植林帯を下った所に菩提風神祠が祀られている。少し登った先から右手が立木のない草地が広がっている。草地に沿った柵脇を行くとハングライダー滑走台があり、秦野などの市街地が一望できる。少し下れば菩提峠に着く。
菩提風神社 ハングライダー滑走台 菩提峠


 清水橋へは向かわず、目の前の林道に入る。10分で登山道入口へ着く。清水橋からの道は少し先から来ている。登るにつれて後ろには大山・岳ノ台が見え出す。周辺の山同様、登山道は抉れて荒れ気味である。植林地を抜けると明るい尾根歩きになる。情報発信看板が現れる辺りからは小石・岩が目立ようになる。振り返れば大山は当然ながら、低くなった岳ノ台、その右奥には霞んでいるが、平塚市街、相模湾が見える。
抉れて荒れ気味 石混じりの登山道 岳ノ台を見下ろす


 登り切れば二ノ塔(114?m)で、ベンチが置かれ、大山と三ノ塔が目の前に見える。地形図には標高の記載なし。休憩中に中年男性が登ってきた。ヤビツからと言っていたが、同じバスと思われないし、蓑毛からか。それにしても速い。富士マラソンに参加していると言う。鍋割山まで行こうかととも(大倉で再会したが、塔ノ岳から大倉尾根を下ってきたとのこと)。凄いの一言。
二ノ塔から三ノ塔を見る 二ノ塔から見る大山 二ノ塔尾根越しに市街地

  
三ノ塔(1204.8m) 三角点確認出来ず

 三ノ塔へは一度下り木製梯子を緩やかにしたような木道が続く。木道が終わると土留めされた道に変わる。二ノ塔が低く見える。左に菩提に下る三ノ塔尾根を分け、すぐ先に木の全く生えてないような山頂に出る。土がむき出した広い山頂(1204.8m)で南北に長い。植生保護で斜面側には入れない。中央に緑色した小屋があり、二ノ塔からも見えていた。大山側の眺めも良いが、先へと続く表尾根が圧巻で、塔が岳から北へ延びる尾根・丹沢山・丹沢三峰なども見渡せる。残念ながら富士山は望めない。
梯子状の木道 途中から二ノ塔を望む 三ノ塔手前の分岐

三ノ塔山頂(手前から) 大山 塔ノ岳方面

  
烏尾山(1136m) 三角点なし

 山頂を先へ行くと左へ一気に下る。そこには小さなお地蔵さんが安置されている。下り初めからしばらくは階段状の急斜面だが、過ぎると岩・小石混じりのガレ場のような道になる。鎖・梯子が取り付けられた場所があるが、ゆっくり下れば問題はない。三ノ塔を眺めれば、急斜面の山肌が荒々しい。
お地蔵さまの場所から下へ 唯一の梯子 岩場


 鞍部からの登りになると深く抉られた登山道になる。少し残った雪の溶け出しで、ぬかるみ歩きづらい。木道になりと、すぐに烏尾山荘前に着く。山荘先(南)にベンチ、奥にチップ制トイレ、さらに一段あがった塔ノ岳側にベンチ・方位盤があり、山頂(1136m)となる。木々がなく三ノ塔のような場所だが、その分周囲の見晴らしは良い。今日は行けたとして行者ヶ岳までと予定していたため、ここ烏尾山止まりで大倉へ下る。
烏尾山手前の登り木道 山頂から三ノ塔側 山荘前から三ノ塔尾根


 山荘正面前を戸沢・大倉へ下るとすぐに植林帯になり、急斜面を一気に下るようになる。急斜面が緩やかになると、細い尾根が数十メートル続く。右脇に小さな石仏がある。先の明るい空間にはベンチがあり、横には大きな矢印標識に一本桜と記されている。緩やかさはここまでで、急斜面が始まる。
植林された急斜面 途中の石仏 一本桜の標識がある休憩所


 斜面が荒れており、所々に黒黄ロープが張られている。かつての登山道なのか、深く抉られた溝を通らないように道が付けられている。沢の水音が聞こえてくれば林道は近いと思わせる。右下に赤茶屋根の新茅荘が見え出す。すぐに駐車スペースに出る。
尾根の直進を避けるロープ 荒れた登山道 林道出合からの新芽荘


 新芽荘の前をさらに林道は続き、作治小屋方面に向かっている。しばらくして表丹沢林道を過ぎると未舗装になる。所々で桜が咲き、木々が芽吹き始めている。40分ほどで竜神の泉が現れる。周囲に雨乞嶽、雨乞山があり、説明では位置不明だが、標高520mの中腹に竜の形をした岩から、コンコンと湧きだしており、全国名水百選になっていると記されていた。ここの標識では戸沢バス亭3.6qとある。林道歩きが長い。滝沢園の看板が見え出し、まもなく風の吊り橋が、前方に見えてくる。吊り橋を渡り、大倉バス亭に向かう。
龍神の泉 長く歩きでのある林道 バス停付近から吊り橋


ヤビツ峠 9:20(0.39)9:59 岳ノ台 10:16(0.27)10:43 菩提林道 10:54(0.10)11:04 山道入口11:04(0.57)12:01 二ノ塔 12:23(0.17)12:40 三ノ塔 13:01(0.32)13:33 烏尾山 13:55(1.03)14:58 林道出合 14:58(0.58)15:56 吊り橋 15:56(0.07)16:03 大倉バス亭

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