高取山(705m)・仏果山(747.1m)・経ヶ岳(633.1m)
平成23年(2011)12月13日(火) 晴 参考地形図 上溝
バスは全員座れる程度の人数で、ハイキングらしき人が6人いて、土山峠で3人、次で降りたのは私だけ、残りは宮ヶ瀬方面に向かった。仏果山登山口バス亭とあるだけに、降りた目の前が登山口となっている。空気が澄んで朝日に映える山並み、湖面が美しい。数十メートル先には駐車場が設けられているが一台もない。階段を登って直ぐにヤマビル忌避剤が2本置いてあるが中身は空だった。この時季必要はなかったが。杉林の中をジグザグに登り、尾根筋に出るため右手に向かっている。斜面寄りになると幾分明るくなり、自然林が目立つようになる。下は杉だが桧に変わっている。20分強で小さな祠があり、さらに5〜6分進むと左右が斜面になり、尾根歩きとなる。
  
じきに青い湖面の宮ヶ瀬湖が左手に見え出す。数少ないカエデが最後の彩りを飾っている。しばらくして何の建造物か分からないが、小屋程度の建物が建っている。下から40分経過している。休憩用のベンチも設けられていて一休みには良い。ここからは左手後方に所々で宮ヶ瀬湖が眺められる。さらに20分して宮ヶ瀬越に到着。高取山と仏果山との鞍部のように思っていたが、高取山側へ行った方が低い。高取山へ進むと樹間から高取山が覗け、振り向けば仏果山が見える。右手には相模原方面が見える。一登りで山頂へ出る。
  
さらに20分して宮ヶ瀬越に到着。高取山と仏果山との鞍部のように思っていたが、高取山側へ行った方が低い。高取山へ進むと樹間から高取山が覗け、振り向けば仏果山が見える。右手には相模原方面が見える。一登りで山頂へ出る。
  
頂上からでも丹沢山塊と相模原側は眺められが、やはり展望台からの眺めが素晴らしく360度の展望である。丹沢の山並み、反対側は相模平野まで見渡せる。ただ富士山が丹沢の山に遮られ、見えないのが少し残念ではある。今日は誰にも会う事はないと思っていたが、半原から登ってきた男性、私と同じに来た男性と遅れて女性が単独で登ってきた。
高取山 中央が展望台 |
展望台からの仏果山 |
相模平野側 |
  
  
宮ヶ瀬越に戻り仏果山へ向かう。自然林の明るい尾根歩きで登り返す。やや狭い場所があるが、ロープが付けられており、歩きにくい段差には木の梯子(6段)が設置されて危険と言うことはない。山頂の広さは高取山と大差なく、同じように展望台がある。展望台に登れば、高取山展望台同様に素晴らしい眺めで、遠く都内や横浜ランドマークタワー(?)らしきものまで見えた。高取山からでは仏果山で見えなかった経ヶ岳側が見える。しかし640mピークに遮られ経ヶ岳(自信は無い)の右斜面が微かに見える程度。私の後を高取山で会った男性が登ってきた。私と同じで経ヶ岳へ行って下山すると言う。ちなみに10年以上前の地形図では、747.1m、平成20年度版では、747mと載っている。
山頂手前の広く明るい尾根 |
中央が展望台 |
展望台から見た高取山 |
  
山頂から一気に下り始める。岩場の急斜面だが、ロープもあり安全を確保している。過ぎれば両側が切れ落ちた狭い尾根を慎重に歩く。右手下には採石場が見え出す。ダンプカーらしき車両が動いているので稼働していそうだ。500mで馬渡バス亭への分岐を通過し、本日2箇所目の木の梯子(6段)を過ぎる。先のやや狭い岩の露出した尾根を行くと、ちょっとした広い場所があり、ベンチが設けてある。丸太で土留めした階段を登り切ると、革籠石山・640mの山頂標識がある。地形図にはなく、紹介本には秋葉山と載っているがここなのかは不明。
ロープの付けられた岩場 |
岩の細い尾根 |
640mピーク 革籠石山 |
  
また一気に階段状斜面を下って行く。休憩ベンチを過ぎ、土山峠分岐を過ぎるが、ここまで仏果山から1.9qとある。宮ヶ瀬越までのところで見たカエデより、この辺りのカエデの方が綺麗に見えた。太陽光線の具合かも知れないが本数も若干多い。リッチランドへの分岐を通過すれば、鹿除け柵を2回通れば林道に出る。正面は経ヶ岳への登山口、左手はゲートのある南山林道で半原へ下る。普通車2台、軽トラック2台が駐まっている。
唯一綺麗だったカエデ |
最初の柵、横をすり抜ける |
経ヶ岳入口 |
  
休憩している間に、仏果山で会った男性が下ってきた。そして私より一足早く経ヶ岳へ向かった。同年配に思えるが、私などよりよっぽど体力がある。登り初めから丸太の階段が続くが、終われば広い尾根から狭い尾根に変わる。経ヶ岳の由来になったと言われる大きな石(岩)が、行く手を遮るかたちで現れる。経石と案内板にある。横を通り過ぎ、一登りで明るく開けた山頂になる。半原側と丹沢は開けているが、仏果山側は葉を落とした樹間から通過してきた山が僅かに見える。東は植林された木で展望はない。先ほどの男性は田代へ下り、半僧防バス亭を利用し帰宅すると言う。私は半原越に戻り法論堂地区に出て、白山に寄ってみたかったのだが、地図を見せてもらった結果、時間的に余裕がなく田代側へ下ることにした。
  
山頂から直ぐに華厳山・高取山への分岐があるが、田代へは広い尾根を直進する。山頂にいる時からエンジン音がしていた。少し下った辺りで尾根通の落ち葉を熊手でかいて斜面に落とし、その後にエンジン付き送風機で、さらに尾根通の落ち葉を飛ばしている。登山道に積もった落ち葉が、ヤマビルの温床になるのを防ぐためなのか、聞いておけば良かった。15〜16分で尾根から鹿除け柵を潜り、右斜面を下る。山頂からずっと植林地を通る。途中で2つ目の柵を潜る。やがて林道に出たら、50〜60m先を左に下る。35分経ったあたりでベンチのある相模原方面の眺めのいい場所に着く。
尾根から右斜面に入る |
林道に出たら中央へ左に下る |
唯一明るく見えた場所 |
  
細い沢を越える右に砂防ダム(最近は砂防堰堤と呼ぶ方が正しいらしい)があり、堰堤を回り込み、さらに下の堰堤も階段で超えると未舗装の林道となる。十分車両の通過は可能な幅だが、数ヶ所えぐれている。ここにもヤマビル忌避剤の小ぶりな一本が置いてある。やがて橋を渡り、沢の右を歩くようになると、じきに国道412号に出る。津久井方面に3〜4分歩けば半僧防バス亭に着く。
堰堤横を通過 |
入口(ハイキングコース) |
半僧坊前バス停(厚木方面側) |
  
余談だが紹介本には、国道に出ると道が二股になり、右手の道にバス亭があると載っている。右が相模原、左は津久井・半原方面で、両道路共に半僧防バス亭があった。
登山口 8:42(1:00)9:42 宮ヶ瀬越 9:42(0:14)9:56 高取山
10:14(0.09)10:23 宮ヶ瀬越 10:23(0.23)10:46 仏果山 11:10(0.29)11:39 革籠石山 11:39(0.32)12:11 半原越 12:27(0.27)12:54 経ヶ岳 13:34(0.58)14:32
国道412号線
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