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矢倉岳(870 m) 南足柄市
平成23年(2011)9月8日(木) 晴   参考地形図 関本 

 一ヶ月前と比べ、蒸し暑さが和らぎ、秋の気配さえ漂っているが、万葉公園バス停、公園内の東屋辺りは草木の緑が濃く、まだ夏を引きずっている。
バス停前の碑と富士山 万葉公園入口案内 公園内の東屋から矢倉岳


 バス停横の駐車スペースから少し戻り、県道がカーブする場所から入るのが一番分かりやすい。バス停脇から公園内を通り、右下へ下れば行けるようだが、やや分かりづらい気がする。駿河小山駅と標識があるが、そちらへ行かなければいい。駐車場から入る公園内には矢倉岳とは何も記されてないようだった。県道から入った先から矢倉岳・洒水の滝・21世紀の森等の案内があらわれる。
県道から左への入口 公園内の句碑の一部 数分進んだ明るい道


 自然林の中を10分程度進むと、万葉広場から来る道が合流する。小さいが「冨士箱根トレイル」と標識が掛かっていた。この辺りから檜の植林された山道となる。右は急な下り斜面になっており、ようするにピークを通らず巻いて道が付けられている。ほぼ平坦と思っている内に、やや下り始める。左斜面の崩れた箇所には、歩きやすいように3ヶ所に丸太を4・5本置いた橋が架かっている。鞍部に近い場所2ヶ所は両サイドが落ち込んでいる以外は、一方が斜面となっている。二つ目の鞍部と思われる箇所を通過すると徐々に矢倉岳斜面に掛かったと思わせる。この周辺の植林地は、晴れているのに薄暗い。間引き・枝打ちが出来ていないためだろうか。右に地蔵堂への道を分岐し、さらに直進すると、周囲が自然林に変わる手前で山伏平へ到着。平と聞いて広い場所を想像していたが、数坪程度の場所である。左へ行けば21世紀の森・洒水の滝方面へ行く。洒水の滝は夕日の滝にも劣らないようなので、後日山北駅から散策をしてみたい。
檜の植林された道 山伏平手前の尾根筋 山伏平


 少しずつ高度を増すにつれ、数ヶ所で富士山が眺められる。この季節にしては良く見えるほうだ。木々がなくなり、目の前に草原が広がると山頂である。中央から外れて簡単な見晴台が建っている他、東側には小さな石の祠。杭に山名を記した簡単な山頂標識がある。北側の展望はないが、富士山・愛鷹山・金時山・その左には大涌谷を正面にした神山・更に左には箱根外輪山・相模湾方面と眺められるが、冬季であればもう少しスッキリするのだが。休憩後足柄峠に向かう。
山頂手前までの暗い道 山頂手前からの眺め 山頂手前から富士山

展望台らしきもの 山頂標識から金時山 小さな祠と富士山


 公園内では年配の男性が望遠レンズを使い、矢倉岳方面を狙っている。矢倉岳上空をノスリ(鷹の一種)の渡りが9月25日前後に見られるらしい。ただここ数年は矢倉岳を外した場所を通過しているとの事。他にハチタカ・ハイタカ・クマタカなどが見られるらしい。愛知県・東北の鳥海山など結構仲間と遠出し、撮影するとも言っていた。帰りがけに地蔵堂の万葉うどんを昼食代わりに食べようと行ったが、木曜は定休日だった。

公園P 8:00(0:45)8:45 山伏平 9:45(0:25)10:10 山頂 10:47(0.17)11:04 山伏平 11:04(0.43)11:46 公園P


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