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阿夫利神社下社〜蓑毛越〜浅間山(679.5m)〜高取山(556.2m)〜秦野城址 平成26年(2014)6月4日(水) 曇り 3月に蓑毛越南の浅間山の山頂を確認しなかったのが気になり、阿夫利神社下社から蓑毛道を行き、蓑毛越から浅間山、高取山、弘法山まで歩こうとした。しかし出かける際に大山ケーブルを調べると、6月8日まで運行休止とあるので、下社まで歩くしかない。 伊勢原駅から大山ケーブル行きバスで終点まで行く。11年振りに眺める風景だった。昔の宿坊と思われ、豆腐料理など食事も可能な旅館を過ぎ、両側に土産物屋があるこま参道を進む。時間帯なのか数人が歩いている程度。十数分で右手にケーブル駅がある。すぐ上に追分社が建つ、男坂と女坂の分岐地点。男坂を見ると恐ろしく急な階段のため、以前同様女坂経由で行くことにした。傍らに「女坂の七不思議」の案内板がある。最初に「その一・弘法水」、次に「その二・子育て地蔵」、更に「その三・爪切り地蔵」、「その四・逆さ菩提樹」と過ぎると、前不動明王の建屋と左に小ぶりな龍神堂が現れる。龍神堂は元は二重滝にあったとか。しばらくして大山寺の石段があり、急な階段を上れば本堂である。階段を通り過ぎ、横からスロープを行くのが楽に思える。ご本尊は鉄不動明王。
![]() ![]() ![]() 本堂脇を通り抜けると先に、「その五・無明橋」、「その六・潮音洞」と現れる。大山寺から先の方がややきつい坂となる。「その七・眼形石」を過ぎれば男坂との合流点に着く。左に数分登れば、茶店のある広々とした平坦地に出る。楓の緑が美しい。最初の茶店のおばさんが「お疲れでしたね」と、声をかけてきた。他の店も下社から来るハイカーに声を掛け、呼び込みをしている。ここで休むつもりはなかったが、無料でお茶をご馳走になったので、清涼飲料水を買って休憩する。どの店も客が居ない。平日はこのように暇なのだそうだ。休日、紅葉時季、初詣などは忙し過ぎるらしい。
![]() ![]() ![]() 前の石段を登って下社へ向かう。霞んでいなければ市街地などがよく見えるだろう。お参りし、横奥の大山名水を頂き、左手に向かうと、山頂入り口と蓑毛道とに分かれる。山頂から下りてくる数人と合う。蓑毛道は杉の植林地になる。すぐにかごや道を右手に分けて進む。中腹を巻くほぼ平坦な道だ。山側に蓑毛からの裏参道同様、土留めの石垣が組んである。自然林が目立つ場所では落ち葉多く、地図にある夏期ヒル注意も頷ける。一ヶ所崩壊地があるが、問題なく通過できる。左手が開け明るい場所もあるが、殆どは暗い植林地を歩く。
![]() ![]() ![]() 蓑毛越は3月と比べ、木々の緑が多く印象が違う。ここから南に見えるアンテナの付近が浅間山である。数分で「←大山・弘法山→」標識がある。アンテナは左前方に見える。ここから尾根筋に入ると、すぐに草地で、先に三等三角点がある。以前は杉の枝打ちをしていたので、近寄れず確認できなかった場所だった。南20b先には小さな石祠(浅間社)をある。展望は全く得られない。下りはアンテナ用と思われる電源が埋まっている抉れた所を下る。下で浅間山手前の整備されて道と合流する。
![]() ![]() ![]() ここからは広い林道歩きになる。10分弱で2基のアンテナが見える場所に出る。1基はNTTドコモ秦野中継所とある。回り込むと南に弘法山と標識がある。ここからも林道にしては狭い道が続く。しばらく山道気分で行くとエンジン音が聞こえ、下からバイクが登ってくる。林道となっているので問題はないと思うが、タイヤは靴より土を削っている。深く抉れた道が痛々しい場所を過ぎ、鉄塔(秦野線9)を過ぎると、3分で広い舗装された林道に出る。
![]() ![]() ![]() 道は林道を横切り山中へ入って行く。やっと山道らしくなってくるが、入り口には浅間山林道と看板が立っている。すぐに不動越を通過する。右に下る道は大山古道(坂本道)、高取山0.95qと標識がある。上に行くにつれ、左斜面の植林に混ざって自然林が多くなる。道が斜度を増してくると、周囲が自然林に変わってくる。登り切れば中央に二等三角点がある山頂に出る。到着と同時に男性が弘法山方面に下っていったが、下社からここまでバイク以外合ってない。東の一部が見晴らしが良いくらいである。西隅にはNHK大山中継所が建っている。当初の予定通り弘法山へ向かうことは断念し、西の寺山地区へ下る。バス通りに出た近くに秦野城址とあり、気になっていたので寄ることにした。
![]() ![]() ![]() 山頂からは自然林の中で、道に沿って中継所用の電柱が連なっている。程なく簡単な柵が現れ、ゴルフ場の敷地になる。柵沿いを進むと電気柵の立派なゲートが現れる。先はコースになっており、数人がプレイ中。カート道だが先にはクラブハウス、さらに南コース方向へ行くと、ハイキング道路と書かれた案内があり、上がれば車道に出る。後はひたすら車道を下るだけである。途中では秦野市街地が眺められるが、今日は霞んでいる。バス通りに近くなった場所のゲートに、5時30分閉とあるので、これ以降は車両通行禁止らしい。
![]() ![]() ![]() バス停から東小中学校西側の道路へ向かう。道路脇から一段低くなった田に下りる。田を挟んだ先が高くなっているので、その辺りが城跡かと思いながら行く。田を半周するように進むと10段程の階段を上った先が秦野城址であった。20畳もないような場所に、秦野城址の石碑が建っているだけだった。石碑の場所が城のどの辺りかは分からないが、遺構らしいものは見当たらない。
![]() ![]() ![]() 大山バス停 12:40(0.12)12:52 ケーブル駅 12:52(0.21)13:14 大山寺 13:16(0.21)12:37 下社茶店 13:59(0.26)14:25 蓑毛越 14:35(0.18)14:38 浅間山 14:41(0.08)14:49 ドコモアンテナ 14:49(0.25)15:14 車道出会(不動越手前) 15:14(0.25)14:39 高取山 15:52(0.40)16:32 東中学校前バス亭 16:32(0.10)16:42 秦野城址 16:00(0.10)16:10 藤棚バス停 |
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