城山(柄杓山城・桐生城) 361.1m 群馬県桐生市梅田町
令和7年(2025)2月26日 晴れ 参考地形図 下仁田
現地案内板には檜杓山と書かれている。城跡としては、桐生市のHPに拠れば、観応元年(1350)に桐生国綱が築いたとされている。居住地を山麓の居館におき、梅原館を下屋敷とする。規模は大きく、桐生川扇状地の両袖の高地である西の丸山砦、南の浅間山砦、両砦をつなぐ下瀞堀、北の物見山砦とを結ぶ一帯を城郭とした。本丸を斗口とし、二の丸・三の丸を柄とする柄杓型の梯郭構造で・・・城跡の全部が完全に残っている、とある。
桐生川に沿って走る県道66号、桐生田沼線で、梅田地区へ。少し中に入った碧雲寺を目指す。碧雲寺を過ぎれば林道になる。舗装もされ問題なく走れる。しばらく走り高度を上げれば駐車場が見え出す。林道を数分歩けば遊歩道入口に着く。前回は先にいってしまったが。瓦礫置き場を過ぎれば遊歩道らしくなり斜面下を歩く。途中休憩所の四阿が右上にあるが、案内板に載るトイレは分からなかった。
  
  
尾根に出て右に行けば、吾妻山?方面の標識がある。城跡は左に向かう。まず三の丸北の堀切があり、道は郭の東を通る。さらに二の丸を区切る堀になり、西下を歩くようになる。二の丸の南の堀切が現れ、竪堀となり西の斜面を下っている。
最初の堀切・正面三の丸 |
二つ目の堀切・正面二の丸 |
左手二の丸 |
  
本丸側に上るが、以前は虎口になっていたのだろうか。先で二股に分かれるが、右に進んでいくと補強された石積みが現れるが、当時のものなのか判断がつかない。先では視界がひらけ、桐生市街地が眺められる。本来の虎口とすれば、本丸の南を通り、坂虎口として機能していただろう。
  
山頂(本丸)には大きな石版の城址碑がある。北側の下には小さな郭、横堀が確認出来る。下の郭に下りて二股の遊歩道に出て、二の丸間の堀切に戻る。二の丸に上がってみたが藪ほどではないが、全体像が掴みづらい。さらに北端に行けば、堀切、右奥に郭らしきものが見えた。案内にある北郭へ行けると思ったが、今回は遊歩道に戻ってしまった。三の丸西側に横堀が見られる。上に上がってみても自然林でやや上がった北隅が高いように思われた。
  
本丸北、横堀 |
本丸下、曲輪から本丸法面 |
二の丸を北に向かって |
  
二の丸中心部 |
三の丸の西下、横堀 |
三の丸の上、北隅 |
  
参考程度の時間 駐車場から本丸の往復で1時間あれば散策できる。
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